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美女と害虫(B&G)

不快感を招く可能性があるので最初に言っておく
Bとは人類の希望である女神BIJYOのことである
Gとは人類の宿敵である害虫GOKIのことであり
これから書くことはそういうことであり
BはともかくGが苦手な方はSOTTO記事を閉じてくれ

外出のためにマンションを出ようとした時に
共用部の玄関のところでGがひっくり返っていた
Gは人間よりも遥か前から地球で暮らしている
見たく無い光景であるがまぁ仕方ないと思い
横目に見ながら客先へ向かうことにした

約半日経って戻ってきた時に
MATTAKU同じ場所でGがひっくり返っていた
朝からひっくりかえっていたと考えれば
それはたくさんの人がここをすれ違っただろうに
センクスを含めて
みんな見て見ぬふりをしていたことになる

いやいや流石にここに転がしておいたら
自分も含めてみんなが不快な気持ちになる
そもそもGが好きな人ってそんないないと思うし
センクスがこいつを処理すれば
何よりも自分が嫌な思いをしなくて済むのだ

このマンションで1番の善人であるセンクスは
ポストに入っていた積水ハウスの
高級そうなDMをその手に持ち
Gの死体処理班と化したのである

もう少しで外まで出せるぞと思った瞬間
エレベーターが止まった音が聞こえた
振り返ると住人らしき美女がそこに立っている
真っ白なワンピースに身を包み
こちらを見て固まっている

美女が見ていたのはセンクスの瞳ではなく
床に転がっていた黒い物体だ
直接見たわけでは無いがその美女は
きっと気持ち悪そうな顔をしていたと思う

マンションの玄関に住民かもわからんおっさん
そのおっさんはGの死体を転がしている
それはもう悍ましい光景だっただろう

センクスとGは道を塞いでしまっているので
咄嗟に道を開けてどうぞ通ってくださいと言う
そしてなぜかセンクスはその美女に
すいませんと言ってしまったのである

清楚な白のドレスに黒いGの死体は似合わない
そんなシチュエーションに彼女を直面させてしまった
その申し訳なさに謝罪の言葉が溢れたのだろう

事が終わりGを土に帰してからと言うもの
何かこう怒りみたいなものが込み上げてきた
なぜセンクスが全住民のために
やりたくもないGの死体処理をしているのに
初めて会ったオナマンの美女に
キモいG転がしおっさんと思われなくてはいけないのか

世の中は本当に不公平だと感じた夏の終わり
いつもの倍近く文章を書いてもこの思いは成仏しないだろう

それは眠れない夜がしばらく続くことを物語り
なんならもうGと仲良くなった方が幸せに暮らせるかもしれない
そんなことを感じた夏の終わりである

美女に悪い虫がつきませんように!
ソーメン!!!


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