経営とブランド
こんにちは!
石川明大(いしかわあきひろ)です。
栃木県内の中小企業に所属し
マーケティング・ブランディングの仕事をしています。
それってどんな仕事?と思うかもしれませんが
作っているものは多岐にわたります。
名詞から会社案内、ホームページ、動画などなど。
顧客から依頼を受けていろいろなものを製作します。
我々の仕事を専門家として言い換えるのであれば
コミュニケーションの専門家と言えるのではと
私自身は考えています。
自社のノウハウを生かし5年の月日をかけて
開発した肝いりの商品があるとします。
社運をかけたこの商品に対して
会社としての思い入れは相当なものです。
この「思い入れ」が時に邪魔をします。
思いをそのまま消費者に伝えたところで
消費者がその思いについていけないことがある。
結果その商品は売れず
商品はお蔵入り
5年分の労力はサンクコストです。笑
メーカーの思いを汲み取り
消費者が受け取りやすい形にして伝える
我々の存在意義はそこにあると考えています。
そういった幅広い業務の中で
私が一番情熱を注いでいるものが
ブランディングです。
ブランドと聞くと
エルメスやメルセデスベンツなど
ハイブランドを思い浮かべる人が多いですが
実際にそうではありません。
ブランドの起源は焼印にあると言われます。
昔のどこの人か忘れましたが
自分が飼っている家畜と他人が飼っている家畜
どの家畜が自分の家畜なのかワケワカメということで
自分がわかりやすいマークで焼印を作り
豚さんのお尻にジュッ!とやったわけです。
豚さんはかわいそうですが
これで自分の家畜が一目でわかるようになりました。
これがブランドのはじまりと言われます。
「焼印を押す」は英語で「brand」だったりします。
家畜が豚さんだったかどうかはわかりませんが
そういった逸話がベースになっているということで
ブランドの定義は「識別」「差別化」ということになりました。
ブランディングは大きく2つに分かれると言われます。
ここまでの話はプロダクトブランディングの話でした。
もうひとつはコーポレートブランディング
つまり会社のブランディングです。
会社の思いやスタンスを世間に伝えることで
競合他社との差別化を図っていきます。
そこで得られる効果を私はこう説明します。
コーポレートブランディングは
経営資源を得やすくするための活動です。
つまりコーポレートブランディングを行うことで
ヒト・モノ・カネ・情報が集まりやすくなるということです。
それはなぜか。
経営理念をはじめとした企業の思いが
キャッチできる形で
ステークホルダーに伝わったからだと
私はそう考えています。
世の中にはアツい思いを持った中小企業が
たくさん存在します。
私はそのアツい思いをそのままの温度で
たくさんの人に伝える手伝いをしたいのです。
現実に目を向けてみると
最もアツい思いを持つ経営者が
ブランディングに取り組む事例は少ないです。
私もたくさんのお客様に会いますが
ほとんどは担当者であり
企画会議に経営者が参加することは少ない。
私が中小企業診断士を志す理由は
社長と熱い思いを語り
それを世間に伝える手伝いをしたいからです。
社長に会う口実としての診断士。
不純な動機かもしれませんが本当にそう思います。
診断士になった暁にはこのマニフェスト?を必ず実現し
アツい思いに溢れた日本を作っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。