
男と女のサンクコスト
サンクスコストでもセンクスコストでもない。
男と女のサンクコスト、つまり埋没コストの話である。
埋没コストって何やねん。
埋没コストとは、すでに投資した資金や労力のうち、すでに回収できないもの。
経済学の概念である。
有名なのは、超音速飛行機コンコルド計画である。
イギリス・フランス共同で開発を行った、超音速で飛ぶ飛行機の開発であった。
開発途中で、開発費をオーバーすることがわかっていたのだが、
すでに投資した巨額のコストが無駄になってしまう。
開発者たちは無駄になってしまうコスト、埋没コストに囚われ、
しばらく開発をやめられなかったという。
この事件は「サンクコストの呪縛」と呼ばれる。
クリスマスが近づき、カップルたちがいちゃつく今日この頃であるが、
男と女のサンクコストについて私は危惧している。
つまりどういうことかと言えば、
惰性で付き合い一緒にいるカップルがたくさんいるのではないかということだ。
付き合いが長くなれば、お金やら時間やら労力やらを投資することになる。
本当は一緒にいるべきではないと心では感じているのに、
このすでに投資したコストを失いたくがないために、
一緒に居続ける。
この呪縛はかなり根深いものである。
むしろ全くその感覚がない人はいないのではないかと思う。
感覚を持つことが悪なのではなく、
感覚に呪われてしまうことが悪なのである。
私は街ゆくカップルを観察し、
サンクコスト呪縛カップルか否かを瞬間で判断できる技術を身につけるとしよう。
そしてひよこ鑑定士と同じレベルで儲かる資格として資格制度を確立し、
制度の頂点に立つものとして性を出していきたいと考えている。