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キャリア教育の「その先」にある大人の責任【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】

そもそもキャリア教育はなぜ必要なんでしょうか?

英国視察から帰国後、
キャリア教育コーディネーターとして
何をしていくのかを考えていく中で、
そんな「そもそも」を描いてみました。

キャリア教育を通して、
すべての人が、
自分の人生を、自分で・自由に決定できる社会を
めざしたい。

社会システムとして
そのための機会が平等にあることも必要なのですが、
ひとりひとりの人生の中で必要なのは、
大きくいえば、「自分を知ること」と
「社会や職業を知ること・出会うこと」、
それを繰り返していくこと。

かなりざっくりな表現ですが、
学校でのキャリア教育も
以下の4つの「基礎的・汎用的能力」を
育成するものとされています。

**************
・人間関係形成・社会形成能力
・自己理解・自己管理能力
・課題対応能力
・キャリアプランニング能力
**************

自ら課題を設定し探究していくことも、
企業や地域の課題解決に取り組むことも、
いずれもキャリア教育につながっていきます。

大人が過ごした子ども時代とは、
大きく変化しているんだなぁと思います。

でも一方で、
子どもたちが出ていく社会・産業界は
変化できているのだろうか?
という疑問が生まれてきます。
学校段階で培った資質・能力が発揮でき、
評価される社会になっているのだろうか?

起業家教育や企業や
地域課題に取り組むPBL、
探究をやってきて、
自ら課題を見出すことを求められるのに、
就職活動では制服のようなリクルートスーツを着て、
会社に入ったら会社の色に染まれとか言われたら・・・?

子どもたちを受け入れる
社会・産業界のあり方が問われるなぁと思います。

学校でどのようなキャリア教育が行われているかを
大人が知ること、一緒に学ぶことで、
大人も変わっていくこと、
それが大人に求められる責任なのではないかと思います。


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松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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