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”教育の最前線”の歩き方ー3/20ENGINEのみどころをご紹介!ー

「キャリア教育といえば」の老舗NPOであり、キャリア教育コーディネーター仲間でもある、NPO法人アスクネットのイベント「ENGINE」

3/20にオリンピックセンターで開催されます。今回も企画からお手伝いしてきている「裏側」から、「みどころ」というか「こだわり」というか、教育に興味がある方・教育に何か関わってみたい方向けの「歩き方」をご紹介したいと思います。

●わかりにくい国の教育施策を理解するには?

国の教育施策は、文部科学省のWEBサイトで公開されています。教育に関わりたい方には、報道情報だけでなく、一次情報としてぜひみていただきたいとは思うものの、いかせん、わかりにくい。膨大な量の資料・文書がありますし。
最新情報としてポイントとなるのは、令和3年1月26日にとりまとめらた、中央教育審議会答申「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」なのですが、タイトルからして、長いですね(笑)。

キーワードは「個別最適な学びと,協働的な学びの実現」です。

こうして答申が出されると、キーワードだけがひとり歩きしがちで、ともすると、表面的な誤解が生まれることもあります。関連書籍も多く出版されるので、できればそうした専門家の言葉から本質を読み解きたいところ。「個別最適な学びと協働的な学び」に関する専門書を書かれているおひとりが、今回のENGINEの基調講演で登壇される、奈須正裕先生です。私もぜひお話をお聞きしたいと考えていた方でした。新学習指導要領がスタートして数年ではありますが、「その後」に向けていまどんなことが議論されているのか、国の施策のこれからを知ることができる、今回のENGINEのみどころのひとつです。
また、分科会(コースB)の児美川 孝一郎先生も、国の施策をわかりやすく、かつ、鋭い切り口で語られる方。こちらも見逃せません。

●情報収集のアンテナの範囲を広げておこう

教育に関する情報を収集するときに、どんな方向にアンテナを広げたらいいのか。キャッチーなタイトルの新書を読むことも悪くはないのですが、もっと本質に迫っていきたいと考えています。そのひとつが、前述の「国の教育施策」のこと。

さらに広げるとしたら、ひとつは、国からさらにブレイクダウンした、地方行政の施策についても、「何が」だけでなく「どのように」を知っておく必要があると考えています。教育行政がどのようなプロセスで策定されていくのかは、意外と知られていませんが、教育に関わろうとするのであれば、ここにも目を向ける必要があります。その地域ならではの特色・課題を考慮することも大事だからです。
今回のENGINE分科会(コースA)では、青森県教育改革有識者会議のメンバーとして、日野田 直彦さん、森 万喜子さん、生重 幸恵さんの3人が登場します。都道府県レベルの教育改革でどのような議論がされているのかが見えてくるはずです。

そしてもうひとつ。学校教育だけじゃない「学びそのもの」へのアンテナも広げておきたい。ICTなどの学びのツールや、学び方のさまざまな手法など、切り口はたくさんあります。分科会(コースB)に登壇される上田信行先生も、お会いしてみたい方のひとりでした。プレイフルラーニングをキーワードに、学習環境デザインや学びの場づくりを実践されてきている方。子どもだけじゃなく、大人がワクワク学び続けていないとね、っていうことが実感できるはずです。

というわけで、「最前線」の情報のふれつつ、自分自身が持っている「教育」の常識を、アップデートしにきませんか?

【イベント概要】
・日時:2024年 3月 20日(水・祝)10:00 - 16:45
・場所:国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟
・参加費: 5,000円
※詳細・申込は下記から。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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