「経頭蓋磁気刺激法」という電気刺激治療は止めたほうがよい

TMSと略称される治療法である、ニセ医学とまではいわぬが、明らかに有効性の低い治療法に高額の治療費を払うべきではない。医師ならば、科学や生命に対する深い知識を有している、なんてことは大きな間違いである。借り物の知識や受け売りの知識を機械的に適用するだけで、科学的思考力はかなり低い。だから、このような治療法を「磁気治療」と称して、いかにも科学的な治療法であるかのように振る舞っている。

変動磁場に伴う誘導電流を深部の神経細胞に作用させるのであり、電気刺激であることは、体表に電流を流すのと大差ない。

本物の磁気治療ならば、磁場が直接生体に作用する、誘導電流なんか必要ない。単なる電気刺激ではなく、生体分子機械であるタンパク質分子を構造相転移させる。ニセ物と本物の磁気治療、似ても似つかぬ治療法であることが判別できないなんて、何ともなげかわしいことではある。

正しい磁気治療ならば、うつ病など１日で完治可能であるが、無知な患者たちからはバカにされている。それは、治りたくないということなのだろうか、説得しても無駄に終わる、放っておくしかない。

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