“人と人の繋がりを大切にする” awooのマーケティングマネージャーが大事にするコミュニケーションとは
台湾発AIベンチャーとして「ECをもっと探しやすく」をテーマとしたAIサジェストプラットフォームを提供しているawoo株式会社(以下、awoo)。
今回は、マーケティングマネージャーとしてクライアントとサービスを繋ぐ橋渡しの役割を担っている扇谷さんに、 awooへの入社の経緯や業務のやりがいについて話を聞きました。
映像制作の道からマーケティングの世界へ。マーケターにキャリアシフトした理由とは
──はじめに、これまでのご経歴を教えてください。
もともとは、販売やコールセンターなどマーケティングとは異なる領域でキャリアをスタートしました。その後29歳の時に、以前から興味のあった映像制作を学ぶため一念発起して仕事を辞め、映像系の専門学校へ入学しました。
映像制作者になることを描いて入学した学校だったのですが、制作を学ぶ傍らで海外映像コンテンツを提供する企業でマーケティング・広報のインターンをしていて、そこでユーザーにコンテンツを届けるマーケティングの面白さに魅了され、現在のキャリアへ転換していったという経緯です。
専門学校卒業後は、数社でコンテンツやデジタルマーケティングの基礎的経験を積み、前職IT企業では、デジタルマーケティングマネージャーとしてデジタル広告の最適化や、マーケティング全体の設計・施策実行などを担当し、2023年にawooへ入社しました。
──映像制作者の道からマーケターにキャリアをシフトした一番のきっかけは何だったんでしょうか。
大きな決め手は『作り手と受け取り手の橋渡しになれること』に面白みを感じたという点です。
その当時、インターン先で扱っていたコンテンツは、海外の知名度がまだ高くない映像コンテンツが多く、そのため、どうやったら正しいターゲットに届けられるか、どんな言葉で伝えたら魅力的に響くのか、と常に試行錯誤しながらパンフレットを作ったりビラを配ったりしていました。そして、実際に見ていただいた視聴者から直接感想を貰える機会があったりして。気がついたら、映像やコンテンツを制作する側よりも、それらを受け取り手に届ける橋渡しとしての存在に情熱を感じるようになっていったのです。
また、良いコンテンツや素晴らしいプロダクトがあっても、それを欲しい人へ届けることができないとサービスの価値は伝わりません。どうサービスの魅力を噛み砕いて言語化し、ユーザーに伝わる表現で届けるのか。そういうことを考えている時間がとてもワクワクします。このようなことをきっかけに、マーケターとしてのキャリアを歩み始めました。
──なぜこれまでのキャリアから、awooに入社したのですか?
前職の同僚がawooで働いており、誘いを受けたのがきっかけです。
また面接を通じて、AI領域のプロダクトの伸びしろや、これから日本で組織拡大していくタイミングで参画できることで、少数精鋭のチームの中で事業・組織拡大に直接的に関われることに魅力を感じ入社を決めました。また、勢いのあるチームメンバーやリーダー陣の熱い想いを感じられた点も、決め手となりました。
awooの魅力は「チーム力とアイディアを形にしていくスピード」
──awooで働く魅力や面白みを教えてください。
一点目はチームの強さがとても魅力的であると感じています。多くの会社では組織が縦割りされていることが多く、特にマーケティングの領域は営業・インサイドセールス・マーケティングなど細かくチームが分かれ、横の連携が薄くなっているケースが多いと感じています。
しかしawooは、もちろんスモールチームだからというのはありますが、組織全体として他のチームが取り組んでいることに興味を持ち、頻繁に横断的に情報キャッチアップの機会を設けたり、協業していこうという雰囲気があります。そのため、新しい施策を行うときでも他チームからの理解が得やすかったり、別部署を巻き込みながらプロジェクトを進めていける環境があり、チームワークの強さを実感しています。
二点目は、社員みんなのマインドがとても前向きで、新しいチャレンジに積極的である社風です。例えば、「この施策で〇〇の効果をあげられそう!」といった新しいアイディアが頻繁に飛び交い、さらにそれらアイディアを実際にアクションに落とし込んでいける環境があります。アイディアが出ることはもちろん大事ですが、それらを実際に行動に移していくパワーとスピード感は、とても刺激的な環境です。
──現在担当している業務を教えてください。
現在は、マーケティングマネージャーとして、見込み顧客に対するコミュニケーションをメインで担当しています。具体的には、ホワイトペーパー作成、レポート・メール配信、広告関連業務などのコミュニケーションの試作・立案〜実行までを担っています。
例えば、下記の添付のような『awoo MAGAZINE』の配信を行っています。
プロダクトアウトになりすぎないように意識しながら、あくまでマーケット情報や事例などユーザーに役立つ質の高いコンテンツを届けることを大切しています。また、エンゲージメントを高めるために、コミュニケーション手段や配信のタイミング、言葉の選定など工夫しながら行っています。
──現在の仕事の面白い点や難しさを教えてください。
『どのようにコミュニケーションを行うか』が面白くもあり、一番難しい点です。
近年ではテクノロジーの利用によってデータ取得や分析が進み、マーケティングにおいてもデータを用いて効果が高い施策をある程度予測できるようになりました。しかし、あくまで情報を届ける先は“人”です。そのためデータだけでは見えない1人ひとりの行動ストーリーを考えながら、文章や体験を設計することを心がけています。
またデータから見えるものだけで施策・設計すると一辺倒になってしまい、awooのユニークさを出せない、とも感じています。そのため、「データが教えてくれる正解」と「自社のユニークさ」を織り交ぜながら、どのように施策を設計しコミュニケーションをとっていくか、そこを考えるのが面白くもあり、チャレンジングな点です。
相手軸のコミュニケーションで、サービスとユーザーの橋渡しをしていく
──大切にされているバリューなどはありますか?
そうですね。仕事においては、「どれだけお客様に価値を提供できるか」を大切なバリューとしています。お客様にawooのプロダクトを使っていただくことがゴールではなくて、サービスを納得して使ってもらうこと、そしてその先でサービスを利用することでお客様が事業拡大や目標達成に近づけることがゴールだと考えています。そして、その価値を最大化するために、まずは有益な情報を届けることが自分のミッションだと考えています。
また仕事以外も含めて「固定概念にとらわれずに、いろいろな意見を聞き受け入れること」を意識しています。当たり前ではありますが、反対の意見でも否定しない、異なる意見の中に良い部分を見つけるように努める、などは特に意識して生活しています。仕事でも周りのメンバーやお客様のコメントから気づかせてもらえることも多くあるので、他者の意見も常に受け入れる姿勢を大切にしています。そのような姿勢が、マーケティングマネージャーとして自分軸でなく相手軸でものを考え・届けることの土台になっていると考えています。
──awooで描く今後のビジョンについて教えてください。
現在私が担当しているコンテンツ配信を通してのナーチャリング施策は、まだ立ち上がったばかりで、今まさに土台を作っている段階です。そのため、今後どのように発展させていくか思考錯誤を繰り返しながら取り組んでいます。今後は、着実に成果をあげながら仕組みを構築していき、人と人との繋がりを大切にした施策設計を行っていきたいです。
──最後に、awooに興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。
awooは自主的に考え、新しいことにチャレンジしていきたい方にとっては、とても働きがいを感じられる環境です。またアイディアを実現していくスピードが速いので、スピード感ある環境で成長したい志向をお持ちの方にはフィットする環境です。