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burningrabbit
詩:あきめく
せかいがあったかい色になった
欠けたままのとこが痛んできた
失ったものを数えちゃった
救いがないくらい不幸になった
取り戻せないものを願っちゃった
やり場がないくらい真実だった
あとは眠るだけの葉が絨毯になって
転んでも鮮やかに柔らかいな
だれかがだれかをおもう心に
ふれてしまって泣けてきちゃった
忘れていられた悲しみなのに
取り出して丁寧に抱き締めちゃった
ふかふかの憂鬱で包んでおくね
欠けたところに押し込んでおくね
せかいが色を無くすころには
ひとつに溶け合ってみるでしょう