友人へ、日々精進せよ。

友人の誕生日という事で、少しbirthdaycardというものを書いてみた。

こんばんは、誕生日おめでとう。
亦何か機会が有れば、珈琲でも一緒に飲もうよ。

そう云えば、僕は此れを夕方、誰彼星の時間に書いているから、此のカードから君に贈る挨拶は何時見ても「こんばんは」なんだ。
そして其の事実自体が僕の「イド」であるから、君は素直に「こんばんは」を受け取って頂戴ね。
最近の君の事は良く分からないけれど、僕は文学や哲学、量子物理学に触れ、幾つかの成長をしたつもり。
君も、積極的な立場を取ることを忘れないで、日々励んでおくれよ。何時か話をしよう。亦、遊びにも行こう。
日日是好日だよ。

励ましを贈った積もりだ。
「君の友人は上手くやっている」という事を見せたかった。そして、此の現代を生きる者として、自らを見失わない様に、言葉を贈りたかった。
私は哲学や文学が好きで、亦現代を生きる術として強く勧めている。此のカードは、彼への励ましと共に、哲学入門みたいな事をしている。
友人の事を想って、書いた。

正直のところ、学生に向かってこんな事を書いてみても、一切合切伝わらない気がしてならない。学校を見渡して見ると、同じ生き物と思えない程程度が低い事を叫んでいる。此の頃、「嗚呼、男子というのは斯くも阿呆になって仕舞った」と憂いている。
私の友人に限って、そんな事は無いと信じていたいけれど、まぁ一人二人と、下劣に育った人を知っているから心より心配。だからこそ激励をしている。しかし、其れも伝わらなかったなら意味が無い。
若しや、此れを「詩」と思わない奴は居ないであろう。
いやぁ、伝われ。私の心よりの祈祷。