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一週間日記 10/19~10/25

マンションの防災設備を更新するという話がありまして、室内に業者を立ち入らせて工事をして貰う必要が出たのだが、吾和井さんはガジェットを買いこむタイプのオタクなので部屋はテトリスのようになっており、どうにか作業スペースを空けたけどこれで問題ないか悶々とするのが地味にQOLを下げるという話。

ゲームの話

零 月蝕の仮面

少し前に濡鴉の巫女をクリアして、零面白いやんけ!となったのでこっちもやる。

濡鴉の巫女は怖さはシリーズ的には弱めと言われていたけど、それを実感している。怖い!

閉塞感のある館を複数主人公でさまよう構造だからか、つねに緊張を強いられる気持ち。濡鴉の巫女での、たびたび店に帰ることができるという展開は、精神的な安らぎをくれていたのだな。まあ、店も襲われるけど…。

濡鴉はランダムエンカウントもガンガンくる代わりに、フィルムや回復も溢れるぐらい手に入るのでアクションホラーという様相だったが、月蝕は戦闘はほとんど規定の場所でしか起きない代わりに、ポイントで積極的にアイテムを買っていかないと間に合わないバランスだ。
この、使える物資を自分で決めなければならないところも緊張感があるホラー体験を与えているな。

映画の話

まる


堂本剛のえらい久しぶりな主演作。まさに自分も堂本剛目当てで観たわけだけど、映画としても面白かった。
なお、この日記の見出しはこれを見に行った時に食った蕎麦。

堂本剛演じる売れない美術作家が、ある日何となく描いた「まる」を起点に世界の謎のブームに捲き込まれていく話。
話自体は奇妙な世界ながら、あちこちに救いがあるような話で、優しい物語だと感じた。
堂本剛が演じている売れない作家というキャラクター。まずこれが実に尊い。売れない作家でいるということは、一番情熱が必要なことだ。
作家の成れの果てで一番多いのは、売れずに野垂れ死ねのではなく、踏ん切りを付けてどうにか食える生業に鞍替えすることだろう。
それをせず、現代アーティストにバイトとして搾取されている剛演じるサワダは、枯れたように描かれているが実は情熱を秘めている。
そんなサワダに奇妙ながらも名声がもたらされるのは、ある意味優しい救いの物語だ。
作家へはそんな優しさを見せながら、アート市場には中々の毒を見せている作品でもある。
誰かが切っ掛けを作ったら、作家の意志を汲もうともせず熱狂に明け暮れる作中の大衆は、まさに凡愚というにふさわしい。
そしてそれは、現実で消費市場に踊らされている我々の現実の姿であることも間違いない。
創る人が創る人に向けて創った映画という感想。

本の話

GANTZ



GANTZ、以前に読んではいるのだけれど手元に持っていなくて、定期的に読み返したくなるから電子版でまとめ買いした。
今読み返しても傑作。キャラクターの描き方というのが実に上手い。奥浩哉は、キャラクターに人間の醜悪さを持たせてリアリティを見せながらも、そこでキャラを嫌いにさせずに、なんだかんだ憎めないやつというところに着地させるのが上手いな。
玄野はまさしくそういうキャラクター。
そして、男はかっこよく、女は可愛い。どのキャラも魅力が光っているよなと思いながら再読している。

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