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日付のない即興の詩

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趣味で書いた詩のまとめ。
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2023年3月の記事一覧

雑詩とかけらたち

雑詩とかけらたち

夜 夜 夜
飲み干して

微睡の中で
優しい忘却に身を委ねる

どこかに落とした涙
広がる波紋をなぞって

撫でる 爪を立てる
痛みと慰めの間

揺れる 闇 に
映るのは
知らない顔

誰ですか?と聞く声は
耳に跳ね返るから
笑っちゃうね

夜 夜
潤って

明日もまた
起きたいと思えますように



孤独が寝息を立てている
すやすやと 優しく目を瞑って
 
抱き枕のように抱えて
私も一緒に眠り

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