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行政に営業は必要ない?

今日は木下斉さんの投稿から。

とかく行政では
①制度を作る(パブコメ!サウンディング!条例制定!)
②広く周知する(広報!HP!)
③結果が出るのを待つ(もしくは①②を結果とする)

ということに終始している場面に出くわします。

これ、あるあるだと思いますが、
逆に市民・住民や民間事業者目線だとどうなるでしょう。

どんなに良い需要にマッチした制度でも
①制度を作る⇄知らない内に制度ができる
(゚ー゚*)。oO(議会とか見たことないし、パブリックコメント?なにそれ?)
②広く周知する⇄制度を知る機会がない
(゚ー゚*)。oO(広報…表紙の写真良いよね。自治体のHP?見てないなぁ)
③結果が出るのを待つ⇄使われない
(゚ー゚*)。oO(お得な制度があったのに申請期限過ぎてるじゃん…)

これ、企業活動で言えば「①制度を作る」を「製品・サービスを作る」に置き換えてみても良いかもしれませんが、「どんなに良い制度を作っても」という部分は前提として、②や③が問題でしょう。

行政の中でも「営業っぽい」という意味で言えば企業誘致ふるさと納税対策なんかは確かに営業っぽいですが、広大な行政事務のほんの一握りです。

行政は(行政職員は)もっと「顧客って誰だっけ」「顧客はこの制度・事業を知ってるんだっけ」「知らないかもしれないなら足運んで知らせよう」って動き方をしても良いんだと思います。

営業するならデジタルにもデータにも強くならざるを得ない気がする

スーパー公務員の界隈でよく言われる「まちに飛び出す」ということではないですが、もっと自分が提供するサービスの顧客との接点を増やす=営業機会を増やすことで成果がついてくることが行政にはまだまだ多い気がします。
ここでいう「まちに飛び出す成果」は、ただ「KPIを達成できたよワーイ」みたいなことだけでなく、「自分という営業マンを知ってもらう。信頼してもらう」という成果にも繋がるので、自分のような根無草というかヨソモノではなく、地元の公務員になったプロパーの職員の方がより将来的なリターンは大きいんじゃないでしょうかね。

行政そのものの成果を得る話だけでなく、個人の立ち回りにまで話が飛躍してしまいましたが、そもそも公務員の「営業マインド」を育てるにはどうしたら良いんでしょう。

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