発作が出た時に嬉しかった対応【友達編】
パニックの発作が出た時に「シンドイ」「苦しい」と
言える人は少ないです
・迷惑がかかるかも
・嫌な対応されたらどうしよう
・言わなければバレないし
理由はいろいろあります
私もそうでした
そんな時に感動した友達の対応がありました
それは
【私に聞くのではなく、自分の意志で行ってくれたこと】です
とあるカフェに入りました
窓際のカウンター席に案内されました
高層階ってほどではなかったので
私も大丈夫だと思っていました
むしろ、外が見えるので
安心だと思っていました
でも、窓の外には工事現場が広がっていました
しかも、地下を掘った巨大な穴が見えたのです
その瞬間、急に恐怖心がよぎりました
その穴に吸い込まれるような、そんな恐怖心
でも、今更「席を変えたい」とも言い出せず
ピタリと食欲が失せ、おしゃべりに集中しました
そんな私の様子に気付いた友達が
店員さんのところへ行って、何やら話しています
戻ってきて
「次、テーブル席空いたら、移動していいって」と
友達にはパニック障害の事は話してあります
でも、友達は「発作が出てる」と思った訳ではないのです
ただ、私の食欲が失せている→高層階苦手って言ってた
→席変えてもらおう
と思い、即座に行動に移してくれたのです
その時「席変えてもらおうか?」と聞かれていたら
私は「大丈夫」と答えていたと思います
しかも「聞いてくるってことは、異変に気付かれた」と思い
焦って、余計に発作を誘発したと思います
でも、さりげない気配りで
即座に行動してくれたことにより
席の移動は自分だけのせいだと思わず
しかも、苦手な空間から脱せられたので
そこからはリラックスして、ランチを楽しめました
「発作が出たらどうしたらいい?」と聞かれても
「放っておいてもらうのが一番」と言っていました
でも、その友達の行動で
私に聞かずに自ら進んで行動してもらうことは
こんなにも安心感があるのだと気づけました
まあ、そこまで気が利く人っていうのは
なかなか出会えないものですけどね
でも、家族ならば
あらかじめ「こんな時はこうして欲しい」を伝えておくと
いざというとき、私が言わなくても
さりげなく対処してもらえるようになります
発作は突然やってきます
でも、それに対する準備はできますよ