香害を星で読み解くと?
X(Twitter)で、香害は公害、というハッシュタグがかなり盛り上がりを見せてきている。今までは、一部の自然派やアレルギー持ちだけが発信していたが、最近は、おそらく臨界点を超えたのか、今まで普通に使用していたのに無理になった人々も悲鳴を上げ始めているように思う。洗剤自体に、嗅覚が麻痺する成分が添加され、渦中にいる人々はなかなか気づきにくいのがほんとうに悪質だと思う。
この記事では、柔軟剤や抗菌剤入り洗剤の使用をやめましょうとか、こういう洗濯がいいよみたいなことは書く気がなくて、もっと根源的な話をしたい(もちろん私は長年合成洗剤の類は使用していないが、この話は長くなるので今回は書かない)。そんなことよりも、なぜ、こんなことがまかりとおっているのか、という根源的な問いを星から解いていきたい。
ケミカルな象意を表す天体は、海王星である。海王星は英語でネプチューンneptuneだが、この語源を追っていくと、ナフタリンのナフタにたどり着く。(言語学的にpとfはすぐ混線するのでnept=neft)
もともと、海王星の象意に石油があるというのはよく知られているが、naftはneftの alternative form であり、まさに石油という意味なのだ。neptuneの語源からそのまま辿れないようになっているが、fにずらすとすぐにでてくる。で、このneftのところの定義を見て欲しい。
spirit of turpentine とある。つまり、テレビン油(松脂)ってことだ。
コロナの後から、松が良いってもの凄く流行っており、おそらく、勘の良い人々が広めたと思うのだが、こうやって語源的にも裏が取れるとものすごく腑に落ちる。
実際、ホルムアルデヒド除去の特許を取ってる製品とかも、針葉樹から抽出したエキスを使用していたりするわけだ。針葉樹系の香り、ティートゥリーなんかもその仲間と見做して良いと思うが、これらのオイル、発泡スチロールに1滴垂らしてみなよ、溶けるんだよ、、それくらい威力が凄い。
動画とか検索したらでてくるはずなので、興味がある人は探してみて。
私も、シェディングで死にかけていた時に、良質な針葉樹系のオイルでかなり助けられた。だからといって、じゃあ、こぞってこれ系の油やグッズを買い占めましょうということを煽りたいわけじゃない。
根源的な解決というのは、私たちの内側にある、針葉樹的なエネルギー=火のような、熱い意志の力、熱い想い、というものを取り戻す、というところにあるはずなのだ。
あの安っぽく甘ったるい香りに心地よさを感じ、依存的に中毒に陥る人々に共通しているのは、ぬるま湯から出ず、甘い世界に溺れていたい、というところにあると思う。
自己啓発用語でいうところの、コンフォートゾーン、の内側でいつまでもぬくぬくと生きていたいわけだ。
依存という悪癖は、バランスを失わせたまま、死の方向へ加速する行為だ。
依存という在り方は、本来じっくり味わいながら積み重ねるはずのプロセスを軽視し、壊れたレコードのように、同じ偏った箇所だけを延々と味わい続ける状態、とも言える。
経済世界は、手ぐすねを引いてこの依存へ人々を引き込み、プロセスへの忍耐を失わせ、てっとりばやく果実を欲しがるように仕向ける。
そのひとつの象徴が、香害だとわたしは感じている。
あの香りにラリってしまう人が減る社会を目指すために必要なことは、まずは私から、依存的で短絡的に果実に中毒するような生き方から離れるということだと思う。
ほんとうの望み、ほんとうの生き方につながった日々の過ごし方であれば、ラリって自分をごまかし、甘やかす必要がなくなるのだ。
自然派の素晴らしい数々のグッズや療法も、使い方次第で、自分をごまかし、現状へ拘泥するために使うこともできる。そういう方向に、針葉樹のスピリットを用いては何の意味も無い。だが、あの香りに触れると、人は高い霊性が呼び覚まされる。お寺で焚かれているお香も、同じ効能があるだろう。
また、おうし座に月があり、この管轄に関するテーマが壊れている人も、香りに関して正当に感じることができないだろう。このひとたちは、裏面である蠍座のテーマに真摯に取り組んで頂くのが一番だ。
自分にとっての本物を取り戻せ。それは、時間やお金がかかるとは限らないはずだ。普段のルーティーンにひきずられて、ちょっと面倒で最近忘れてしまっている、大切な何かを思い出して、少しでもいいから、日々に取り戻してみよう。そうすれば必ず、我にかえるはずなのだ。
もうすぐ冥王星が移動する。もう二度と山羊座には戻らない。
水瓶座に入った冥王星は、おうし座に対してスクエアの配置になっていくわけなので、ぬるいレベルの自然派はおそらく許されない時代になっていく。しかもまだしばらく天王星がおうし座にいるし。
海王星や土星も、この1,2年で順々にサイン移動していくので、おそらく、すごい勢いで景色が変わっていく渦中に、わたしたちは生きている。そういうことなので、香害も、永久には続かないと思っているんだけど、、
ラリったまま翻弄されることが人生に必要なときもあって、それを味わって楽しんでいる人もいるだろう。それをもう卒業した人は、すっきりと、渦の外側から、冷静に俯瞰しつつ、実際的に生きる次のステップを見据えて、地に足をつけて歩んでいこうではないか。