春の日、あの場所で見つけた心
2024年5月13日。
野球ファン…特にライオンズファンにとって衝撃的な訃報が入ってきた。
昨シーズンまでライオンズの投手コーチをしていた清川栄治投手育成アドバイザーが、5月5日に62歳の若さで亡くなったというニュースだった。
哀しみの昼
今回の訃報を知ったのは午前11時半、ちょうど昼休みに入る頃だった。
Xに「悪性腫瘍」と名前がトレンド入りしていたため確認したところ…まさかの訃報に驚きを隠せなかった。
現役のライオンズ関係者の訃報は、2017年6月に森慎二投手コーチ(享年42)が急逝して以来7年ぶりだった。
彼は長らくファームで投手コーチを務めていたが、昨シーズンは「清川コーチの姿を見かけない」という情報がSNSで相次ぎ、投手コーチを退任するのも体調が理由だという噂は流れてきていた。
まさか悪性腫瘍で闘病していたなんて…その事実を知った関係者やライオンズファン達は大きくショックを受けていた。
ちなみに反ワクチン勢も乗っかってきていたが、有名どころの訃報では恒例行事になりつつあるため、この記事では取り上げない。
ただ、その日の午後は仕事中なのになぜか涙が出てきてしまった。
やはり彼のことが気になって仕方なかったのだ。
人が少なすぎて誰にも気づかれずに済んだのは不幸中の幸いではあるが…7年前の夏と同じで、やはり思い出すと辛くなるのだ。
若手投手の父親的存在として
ライオンズOBではないのに、長年ライオンズを支えてきてくださった清川さん。
甲子園優勝投手が入った新人合同自主トレの時も、ファームの投手コーチが実質ひとりになったあの夏も、投手コーチとして若手が活躍する姿を見ていた。
しかし私がライオンズのファームを観に行ったのは、ちょうど投手コーチから離れていた2018年がメインだった。
その後、スタッフからコーチに復帰した2019年春に、やっと清川さんの姿を鎌ヶ谷スタジアムで見つけることができた。
彼は平均的な成人男性よりも長身なはずなのに、現役選手が大きめなのか、幾分か小柄に見えてしまった。
ちなみに、サムネはこの日の試合中に撮影した後ろ姿である。
彼は投手コーチとしては過小評価されがちだが、ファームでは多くの投手を育て上げていた。
つまり「今のライオンズ投手陣があるのは清川さんのおかげ」と言っても過言ではないレベルだ。
闘病中にファームの選手の登板内容を最後まで確認していたのも、やはり可愛い愛弟子たちのことが気になっていたのだろうな…と思う。
一軍・二軍とも喪章をつけて試合に臨む明日は、愛弟子の一人である髙橋光成が先発予定なので、弔い星をあげられるよう祈りたい。
Last Message
現役時代は左サイドスローから投じるスタイルから、主にワンポイントで活躍してくれた清川さん。
コーチになってからも多くの投手を育ててくださり、本当にありがとうございました!
そして1年間の闘病、お疲れ様でした。
天国でゆっくりお休みください。
最後になりましたが、雑な文章になってしまい、申し訳ありません。
でも、きっと気持ちは届くと信じて…
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