他人ごと
最近、自分が強迫性障害であることはSNS等で普通に開示するようになったけど、まだあまり多くの人には言っていないことがある。
私は障害者手帳を持っている。
確か税金の控除が受けられるかなんかで中学か高校の頃に取得した。
抵抗があったが、医療費も症状によって湯水の如くなくなっていくお金もバカにならないのでしかたなかった。
美術館などの入場料が2人分無料になるので友人とそのような施設に行くときに持っていることを伝えることはあるが、その時も「障害者手帳」とは言いにくくて「福祉手帳」と言ったりしている。ズルい。
そういう意味では私は自分が障害者であることは認められていないしどこか他人ごとだし、障害者に対して偏見があるのだと認めざるを得ない。
毎日確実におかしなことは起きていて(例えば今日は自分が物を汚す夢を見て、現実でも汚してしまったのではと不安になってハンガーラックに吊るしていた服20着くらいを全部洗い、汚い服と綺麗な服を混ぜたのではと不安になり外に干していた服まで洗い直し、カーテンまで洗い直し、洗ってる途中で洗剤を入れたか分からなくなって何度も洗い直し、机周りまで汚れたのではと不安になってお金も薬も化粧水とかも拭いたり洗ったりした。これで授業に出られなかった。)、それは強迫性障害の症状であって、むしろそうでないと困る(病気でなかったらなんなのか?)のだけど、病気じゃない人生を生きたい欲が強すぎて、いまだに病気だということを認められない。
おかしいのに、おかしいのに、こう見えて普通でいるつもりなのだ。
どうしても普通でいたいのだ。
いつまで経っても病気であることは現実であり、しかしどこまでも他人ごとである。