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受容と共感と大丈夫 awai 風のたより 148

嬉野からのたより

12月も半分が過ぎようとしていますがいかがお過ごしでしょうか?

わたしは12月に入って暖房を使い始めたら喉がカラッカラに乾燥して風邪をひき寝込んでしまっていました。

日中はあたたかい飲み物を飲みながら山の景色が良く見える部屋で猫たちとゆっくり過ごしていることも多かったのですが、陽が差すとぽかぽかあたたかくて、気持ちよく散歩ができる時間帯もあってビックリ!

ここ数年、年中あたたかな国で過ごしており、その前は冬場の日照時間が少ないオランダに住んでいたせいか「冬はとにかく暗くて寒いもの」「ヒートテックの上にセーターを重ね着して厚手のコートを着込んでニット帽を被らないと外には出られない」と思い込んでいたのですが、日本の冬は一日中ずっと暗くて寒いわけではないのですね。

今後冬が深まると日中ももっと寒くなるかと思いますが、自分が「冬はこういうもの」と思っていたのは単純化されたイメージであって、実際は冬もときにあたたかで色鮮やかだということに気づくことができたので、これからも一日一日をますますじっくり味わっていきたいなと思っています。

山の木々も思ったよりゆっくり色が変わっていっています

風邪をひいて一週間ほど経った頃、喉以外の調子はよくなったものの、夜中に咳が出て眠れない日が続いたため、咳喘息や肺炎になっていないか気になって近くの病院に行きました。

念の為、レントゲンを取り血液検査もしてみましょうということになったのですが、何を隠そうわたしは注射や採血が大の苦手。

これまで採血の後に気分が悪くなりベッドに寝かせてもらうことが何度もあったので、いい大人なのに恥ずかしいなあと思いつつ、椅子に座ることを促す看護師さんに「採血はちょっと苦手で・・・」と伝えたところ「そうしたら横になった方がいいですかね」と快くベッドのある部屋に案内をしてくれました。

ささっと採血できなくて申し訳ないなと思っていたのですが、「先に教えてもらえるとわたしたちも準備ができるのでありがたいですよ」と言ってもらい、ホッ。

とは言え、横になっても血管が見えず、腕をペチペチ叩かれたりドクターを呼ばれたり、血が十分に出ずにグーパーしてくださいと言われ「ひえー涙」っとなったこともあるので気は抜けません。

「会社の健康診断で採血の列に並んでいる間に血の気が引いてしまって、あまりに手が冷たくなって外から帰ってこられたばかりですかって聞かれたこともあります」などと弱気に苦手アピールをするわたしを「待ち時間があると余計緊張しますよね」とやさしく受け止めつつ手際よく腕にチューブを巻いた看護師さんは「血管もしっかり見えているので大丈夫ですよ」と声をかけてくれました。

もちろん怖くて見ることなんてできませんが、大丈夫と言われたらなんだか大丈夫な気がしてきます。

「この待っている時間も嫌ですよね」
「はい、途中で血が出なくなったこともあります・・・」
「そうでしたか、今日はしっかり出ていますよ」
「そうですか。今日は血圧が高めだったから良かったかもしれません」

などと話していると、思ったよりはやく採血が終わり、その後も「結果が出るまでここで休まれていいですよ」という言葉に甘え、しっかり休み、落ちついてその後結果を聞くことができました。
(レントゲンも血液検査も問題なく、もらった薬を飲んで数日で夜の咳もおさまりました)

わたしたちは一人一人独自の感覚で世界を体験しています。
トラウマとまではいかなくてもこれまでの経験を通じて苦手になっていることがあるし、無意識のうちに反応が起こってしまうこともある。

そして、何が起きているか分からないことには不安が募るし、不安なときや苦手なことをしているときは数十秒がこれでもかというくらい長く感じられる。

そんなとき、気持ちを受け止めてもらうだけでホッとするし、「大丈夫」と言ってくれる人がいるだけで状況は変わらずとも大丈夫だと思えたりします。

「大丈夫」と思えるかどうかで、物事の感じ方は大きく変わる。

相手の気持ちや体験を受け止め、共感し、大丈夫ですよと伝えられるだけの時間と気持ちの余裕をできるだけ持っていられるといいなと、看護師さんの心強い「大丈夫」を思い出しながら考えています。

お餅のような猫の顔を見ていると大体大丈夫な気がしてきます笑

●12月6日(月)20:00- DANRO×Marbleのイベントで登壇します!

いろいろな機会にお伝えをしてきた「リフレクションジャーナル」、誰かに向けて「発信」をするのが当たり前になってきているからこそ、自分自身の内側にあるものをそっと確認する時間はますます大切になってくるのではと感じています。

一年の終わりに、静かに、心の声を綴ってみませんか?

普段からジャーナリングをしている方もジャーナリングは初めてという方も大歓迎♪
DANRO」の取り組みや「書く+αのスキルが身に付くMarbleスクール」にご関心がある方もぜひお気軽にご参加ください。

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言葉を使ったジャーナリングと組み合わせるのにとってもおすすめなのがアートワーク。

DANRO BEYONDでは「自分自身を味わい・受け止め・解放していく」プロセスとしてアートワークを活用していますが、今回は「マンダラアート」という形で、一年を振り返っていきます。

ぜひ一緒に言葉ではないものを通して「自分」を味わい、労いましょう♪

「アートワークを体験してみたい」、そして「DANRO BEYONDが気になっている」という方、ぜひこちらのアートワークショップにもご参加ください。

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足の上で猫が渋滞する今日この頃。幸せですが動けません。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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今日も、世界の美しさに感謝を込めて。

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awai Sou / 佐藤 草 自然(わたし)にかえろう🌿ともにいのちを生きる
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