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耳をすませば聞こえてくる
あるとき、クライアントの言葉の中に「対立する2つの声」があることに気づいた。
お互いに考えがあるが、お互いにそれを否定している。
それぞれの考えの奥にはどんな想いがあるのだろう。
そんなことを聞いてみたくなって、
ひとりずつ、じっくり想いを聴いた。
それぞれの想いの奥にはどんな願いがあるのだろう。
そう思って、思いの奥にある願いを聞いた。
2つの想いには重なるところがあった。
想いは重なるけれど、違う方法で、その想いを叶えようとしていた。
どちらの声の主も、必死に話し手(クライアント)を守ろうとしてきたのだと感じた。
人知れずがんばってきたその声たちに、名前をつけたいと思った。
「あなたが確かにそこにいることを感じたよ」
そう伝えたいと思った。
そんな風に、いろいろなクライアントの中の、
いろいろな声に出会って、その度、声たちに耳をすませ、
この声は何を伝えようとしているんだろう、
どうしてほしいんだろう、ということを受け取ろうとした。
そんなことを繰り返した後、サイコシンセシスの手法に、「サブパーソナリティの声を聞く」という考え方があることを知った。
サブパーソナリティに名前をつけるというアプローチがあることを知った。
そんな風に自分がやってきたことが何かの考えに照らし合わせるとスキルと呼ばれるものだったり、定石のアプローチだということは少なくない。
だけど、最初にあるのは経験だ。
とにかく、耳を澄ます。
言葉と言葉にならないものに。
先人たちが体系化してきたものも、実践の積み重ねから生まれたものだ。
それをスキルとして知ることができたら役に立つこともあるけれど、
スキルを使おうとして、こぼれ落ちてしまうものもある。
とにかく、耳を澄ますこと。
そのために心を澄ますこと。
真に聴こうとすることほど、パワフルなことはない。
必要なプロセスは、耳を澄ましていれば生まれてくる。
たくさんのスキルや考え方を知った今でも、そう思っている。
2年半ご一緒した変容の旅路についての対談のnoteが公開されました💡
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日程
①2023年11月18日(土)JST 20:00-22:30
②2023年11月25日(土)JST 20:00-22:30
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