アフリカ高級サステナブルファッションを日本に導入・最初の2ヶ月を顧みる
まだ日本にない、かつ知られていないアフリカの高級ファション商品を紹介するAwa'ToriのEコマース・プラットフォームが立ち上がり、約2ヶ月が経ちました。この記事では、その間に私たちが経験したことや新しく分かってきたことについてお伝えします。
私たちが現在紹介している3つのアフリカンブランドおよびアフリカンファッション全体について、複数の方からさまざまなフィードバックをいただきました。その中でも今回は、ユナイテッドアローズの栗野宏文氏およびPUMP Managementの代表者Mei Kato氏及びPUMP Managementのモデルかつインフルエンサーとして活動しているMinor氏との会話から得たインサイトを共有します。
いただいた意見のうち主なものは、結局アフリカンファッション、アフリカの職人技とは何なのかという説明から始める必要があるということと、メイド・イン・アフリカの商品に対して消費者が抱く期待やイメージに関するものでした。
商品に興味を持っていただいた方から、「なぜこんなに高いのか?」との問いをいただきました。
しかし、他の顧客、例えばモデルでインフルエンサーのMinor氏とPUMP Managementの代表者Mei Kato氏からは「伝統工芸と持続可能な生産に対する価値の高さが価格に反映されているのだと思う。特に手作業で作られるヒールはその証。」また「アイテムはとてもかわいいから、日本のファッション雑誌などで、スタイリストが使って日本人向けにプレゼンをしたらすごく流行りそう」などといったフィードバックを得ました。
伝統的な職人技やデザイナーが伝えようとしているストーリーを理解し、認め、評価する方がいる一方で、そうではない方もはまだたくさんいると思います。
このようなフィードバックから、アフリカの芸術・文化やその背景にあるストーリーを継続的に伝え、日本におけるアフリカに対する認識やイメージを再形成する必要性を改めて強く感じます。
では、なぜこのような誤解が生まれるのでしょうか?
8月にAwa’Toriがユナイテッドアローズの栗野宏文氏と対談をさせていただいたときに、その答えについて掘り下げました。栗野氏は以下のように語っています。(発言内容を要約)
“教育(education)”という形で相手を良くしようとすることは間違ってはいないが、それではすんなり入ってこない。それよりも、共通の興味を持つことが必要。何かが間にあるということがとても大事で、それが架け橋になる。ファッションはその役目を果たせるはずだ。
これは、当社のEコマース・プラットフォームの使命とシームレスに一致します。ただ伝えるだけではなく、見せること。
私たちAwa’Toriの使命は、日本におけるアフリカの認識を変え、両者の間に橋を架け、アフリカの創造性と日本の美学が奏でるシンフォニーを称えることです。
みなさんもこの物語の一部となり、デザイナーが語るストーリーに参加し、情熱を持って作られた厳選された製品をご堪能ください。。私たちのウェブサイトは単なるショッピングの場ではなく、境界を持たないクリエイティブな世界への架け橋です。ぜひこのプラットフォームにご参加いただき、新たなインスピレーションを受け、ともに変化を起こしましょう。