怒りをプラスに変える転換術 -大切な人、もの、ことを大切にする生き方-
いつもありがとうございます。AWARENESS(アウェアネス)の前田です(^^)
人生と感情。
生きていると多くの人と出会い、さまざまな出来事が起こります。
仕事や家庭の人間関係においても、さまざまな感情が生まれますよね。
人は感情の生き物とも言われます。
「喜」「怒」「哀」「楽」
その感情のなかでも、「怒」に対してコントロールしたいと感じる人が増えているようです。
ストレス社会の現代においての課題とも言われています。
無意識に周りの人や出来事という、自分以外のせいにして八つ当たりをし、相手や自分自身にストレスを生じさせてしまうことがあります。
大切な人、もの、ことを大切にすることに反して、ものを壊したり、相手の心身を傷つけるという大きな問題に発展することも少なくありません。
企業においては、職場の人間関係や雰囲気を悪化させる原因にもなり得ることから、「怒りの感情コントロール」というのが注目されています。
感情コントロールと聞いて、どのようなイメージをする人が多いのでしょうか。
心が微動だにしないことだと思っている人も少なくないようです。
「平常心」を良しとし、「怒り」「つらい」「寂しい」という感情を良くないものだと思い込んでいる人もいます。
私自身も、以前は「イライラする自分はダメだ!」と、怒りという感情に対して否定的に捉えていました。
しかし、感情コントロールとは、心を微動だにさせないようにすることではありません。
心はコロコロと移り変わるものです。
そもそも感情は反射的に感じるものなので、直接コントロールすることができません。
「感情コントロール」とはどういうことなのでしょう。
どのようにして「怒り」と付き合っていけばいいのでしょうか。
大切なことは、その自分の心を客観視できる自分になることです。
自分を客観視できなければ、今ある苦しみや怒りといった「負の感情」にとらわれてしまうので、どうしても冷静に「最善の判断を下す」ことができません。
思考は、困難に直面した時にも、冷静でいれば最善の方法を導き出すことができます。
一歩引いて自分を見て、冷静に考えられるようになることで、感情に振り回されない自分になることができます。
怒りをコントロールできるようになると、感情のままに他人を傷つけたり、人に対していちいち腹を立てることがなくなります。
ここでは、怒りをプラスに変える転換術をご紹介します。
《1》客観的に、自分の自動反応(プログラム)を見つける
「自分がイライラするのはどんな時だろうか?」
「誰に対して、感情が揺れやすいのか?」
冷静な時に自分の自動反応を見つけておいて、反応が起きたときにどのような対応をするのかを決めておきましょう。
事前に準備しておくことが大切です。
《2》イライラしたら、反応までのスペースを取る
感情的な反応をして行動を選択してた場合、90%以上が上手くいかない結果になるというデータがあります。
「物に当たって壊す」
「相手に酷い言葉を言ってしまう」
など、後悔する結果となってしまうのです。
そのため、怒りを感じたときには、次の行動・言動を起こすまでにスペースを取りましょう。
怒りが生じたとき、そのピークは6秒だと言われています。
そのため、6秒を過ぎると、怒りの衝動性は収まってきます。
スペースを取ることに慣れるまでは、その6秒をやり過ごすために、深呼吸をして心を落ち着かせたり、その場を一旦離れるなどの行動を決めておくといいでしょう。
《3》スペースを取った後、《1》で事前に準備しておいた「新しいプログラム」の行動シミュレーションを何度も繰り返す
自分が、どんな自動反応(プログラム)を持っているかに気づき、そのプログラムを変えていく方法を実践することで、望んでいる結果に相応しい反応ができるプログラムに書き換えていくことができます。
まとめ
人生をコントロールするには、感情をコントロールする必要があります。
なぜなら、感情がすべての行動の要因だからです。
ワクワクすると、身体を動かしたくなる経験が一度はあるのではないでしょうか。逆に、恐怖を感じると、身体が強張って動かなくなってしまったり…
プログラムが変わっていくと、反応が変えることができ結果が変わって、今よりも人生を豊かにすることができるでしょう。
自分を客観視できる能力を身につけ、感情をコントロールして、幸せな時間を増やしていきましょう。