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女性に「すごいね!」の誉め言葉が響かない理由

先日居酒屋で、学生さんくらいの若い女性と中高年サラリーマン風の男性が隣のカウンターで飲んでいた。

時々ふと気になって聞こえてくる会話に耳を澄ませてしまったけど、男性は自分の仕事やプロジェクトがいかにすごいかをずっと話している。

女性は「すごいねー!」の言葉を時々挟む。

終始そういう感じ。
 

若い女性から会話を深堀するような返しはない。けど仕方ないだろうなと思う。
彼女は社会人経験もまだなさそうだし、大きなプロジェクトに取り組むことやそのポジションにいることがどれだけすごいことかは、全く実感できてないだろうし。

 
でもこういう光景は夜のお店ではかなりありふれたものではないかと想像する。
 
 
 
心理学的にも、男性は自分の能力を認められることを喜ぶ傾向が強い、と言われる。

すごい人だ、と褒められると嬉しい。
 

 

ただ、女性の場合は、自分の能力を「すごいね!」と言われるより、「頑張ってるね!」と言われると嬉しい傾向が強いと言われている。
 
すごいね!と言いたいときは、「頑張っててすごいね!」と褒めるといい。
 
 
 
女性は(あくまでも傾向であって、全員そうとは言えないけど)、男性と比べると、比較的、言われたこと、やらなければいけないことを常に頑張ろうとするらしい。
 
 
そのため、学校の成績も、小学校・中学校・高校・大学と極端にアップダウンすることなく、大体同じくらいのレベルを維持しやすい。
 

男性については、小学校・中学校・高校・大学と大きくアップダウンする人は女性より多いという。
 

男性の場合、勉強への興味が出てきたり、やらないとかなりまずい追い込まれた状況になって、何かの理由でやる気がでた時に、急に成績が伸びたりするようだ。

だから、小・中で宿題もしない、成績も最下位というような状況でも、いい大学に入ってしまったりする。
 

 
女性の場合は、先生に言われたことはその時その時ちゃんとしようとする傾向があるから、勉強が好きでなくても、やる気はなくてもある程度はやれるところまでやるということかと思われる。
 

 
そう考えると、社会に出ても女性はいつも少し無理している人も多いのでは。

生理痛でも仕事や家事をいつも通り頑張っている人も多いし、男性より体力なくても、長時間仕事している人もいる。

早朝から家族のためにお弁当や朝ごはんを作ったり。

報われないことや自分が好きでやっているわけではないことも、限界まで頑張ろうとしてしまうし、そうやって精力的に頑張っている他の人たちを見てしまうと、自分もまだまだ頑張らなきゃいけない、と思って自分を追い込んでしまう
 
 
「私ってすごいでしょ」っていう気持ちより
「私はこんなに頑張っているつもりだけど、だめなのかなぁ」って気持ちが強いのかもしれない。
 
 
だから、女性には「頑張っているね」って「頑張っているの知っているよ」って伝えてあげると、とても嬉しいし救われた気持ちになる。
 
 
はたから見て頑張っているように見えなくても、本人は精神的に、身体的につらいことだってある。

 
周りや誰かと比べた評価は絶対やめよう。
 


自分が女性なら、まず自分自身に「今日も頑張ってるね」と労って、周りの女性にも労いの言葉をかけてみる。
自分が男性なら、周りにいる女性に「いつも頑張ってるね」と声をかけてみる。
 
 
頑張ってない人はきっといないから、心からの笑顔を引き出せるはず。
 

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