何かと思えば柚子だったのです
まめに更新しようと始めたnoteだったのに、気づけば1か月ブランクあいてました。コロナ禍の仕事は動いたり止まったり、消えたかと思えば急に生き返ったりと、予測のつかないことばかりで何ひとつ計画通りにはいきませんね。年末納品の仕事が11月末から一斉に動き始めて、この1か月の記憶がありません。
来る球を打ち返す千本ノックの毎日もようやく落ち着いたので、ぼちぼち再開していきます。
さて。ちょうど1年前にダンナはんの実家、ザビ家に引っ越しまして、オーバー90のザビママと怒濤の2世帯ぐらしが始まりました。10月には離れのリフォームが終わりに伴い、母屋のザビママが離れへ移動し、ザビ男とわたしが母屋へ入るという「入れ替えの儀」も終了。島の伝統的な建築様式で建てられた百年古民家を受け継いだことで、「島ぐらし、ここに極まれり」という気分になってまいりました。
受け継いだのは家だけでなく、車で5分ほどのところにある広い畑。広さのほどは定かではありませんが、面でいうと7枚分ある、なかなかのスペース。おまけに、ザビパパ・ザビママの高齢化によって大半が放置されていたようで、譲り受けたときには一面のジャングルになっておりました。ひとことで言えば、重たい案件。
コロナ自粛を機に開墾を試みましたが、自然の力というのはすさまじいもので、刈っても掘っても振り向けば草がもう生えてる、みたいな状態で何かを植えるどころの騒ぎではなく。身長超えのもさもさジャングルから、肩ぐらいの丈になった程度で精いっぱいでございました。
そんな状態なので、畑のあちこちに育てていたと思われる樹木があるなとは思っていたけれど、いったい何の木なのか皆目見当もつきませんでした。ひとまず、からみついていた蔓や雑草を伐採し、日が当たるようにしただけで、そのまま放置していたのですが。
先日久しぶりに畑に行ったら、驚くほどたわわに柚子の実がなっていたのです。
葉の感じから柑橘系かなーとは思っていましたが、並んでいた似たような4本の木のうち2本が柚子、2本が蜜柑だということが判明しました。蜜柑は残念ながらほとんど実がついていなかったけれど、柚子は100個近い大豊作。何も手をかけずにここまで収穫できるのであれば、来年以降きちんと手入れをすれば、きれいな柚子がたくさんできるようになるのかな。
ひとつ、楽しみができました。
こんなにたくさんの柚子を扱ったことがなかったので、半分はザビママに渡し、残りの1/3は冷凍し、1/3はゆず湯に、1/3は柚子酒に漬けこんだり、絞って柚子サワーや柚子ソーダにして飲んだり。
ザビ男は皮をざるに並べて天日干し、カリカリに乾燥させてミルで粉砕。荒おろしと細かいのと、2種類の柚子粉を作っていました。オッちゃんなのに、繊細な仕事しよる。
ひとふりだけで、部屋中にただよう強い香り。柚子、おそるべし。
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