「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」
昔の旧コーエーの歴史投稿雑誌シリーズには、様々なネタが投稿されていた。例えば「劉備と関羽がカブ畑からカブを盗んで逃げる夢を見た」という人もいれば、「関羽が『ドラゴンボール』のピッコロに土下座をしている夢を見た」という人もいた。
そういえば、ミュージシャンの谷山浩子氏が昔やっていたラジオ番組には、リスナーさんたちが見た夢についての投稿を紹介するというコーナーがあったな。しかし、今の私は夢を見て起きてもすぐに忘れてしまうのだ。睡眠薬の処方の変更で夜型から昼型に近づいた結果かもしれない。
それはさておき。
世間に「ボディ・シェイミング」という概念があるなら、「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」なんて概念も成り立つ余地がある。ネトウヨやトランスヘイターなどの差別意識も、それらに対する非難も、「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」であり得る。他人に対して「性格を直せ」などと言い放つのは、ズバリ「マインド・シェイミング」である。
それにしても、昔のロボトミー手術というのは「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」の究極形だったと言える。ウィキペディアの「前頭葉白質切截術」すなわちロボトミーの記事によると「実施例の多くは女性であった」らしいが、ならば「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」とは男性よりも女性が被害に遭う事態が多いのではなかろうか?
少なくとも、性格の良し悪しにまつわる誹謗中傷とは、男性よりも女性の方が被害に遭いやすいと言えるだろう。男性の場合、よっぽどの「サイコパス」並びに「ソシオパス」でもない限りは、能力主義補正でごまかしが効くのが少なくないからね。それに対して、女性はちょっと「気が強い」並びに「自己主張が強い」程度で「性格ブス」のレッテルを貼られてしまう。まさに「ブレイン・シェイミング」並びに「マインド・シェイミング」である。
とりあえず、まあ。性格の良し悪しとは外見の良し悪しと同じく、結局は個人の好き嫌い次第である。私は『ウマ娘』のジェンティルドンナを「新自由主義者の藤原紀香」だと思って嫌っているが、そんな彼女のファンは少なくないのだ。まあ、仮に私がトレセン学園のウマ娘であれば、ジェンティルドンナがいるチームには入れないし、入りたくもない。
【Emerson, Lake & Palmer - Jerusalem】
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