上級国民ウマ娘たちとヒトミミ女の仁義なき戦い
ドンナちゃん。若い頃の藤原紀香さんを二次元キャラにしたようなかわいい顔だね。
この画像は『ウマ娘』のジェンティルドンナの育成シナリオにおけるバレンタインイベントの一場面だが、女性トレーナーに対して「それは貴方も、婚約者候補に名乗りを上げるということ?」という台詞を言っている。どうやら『ウマ娘』の世界観における日本社会では、同性婚が合法化されている可能性があるのだが、ジェンティルドンナ自身は全くの異性愛者である可能性が高い(基本的に自分以外の女を「弱者」として見下している)。少なくとも、一般人の女であるトレーナーを「下」に見ている「上級国民」である。
もし仮にジェンティルドンナが自分の担当トレーナーである一般人女性と結婚するならば、トレーナーをベビーシッターか代理母(!)として雇うつもりの契約結婚である可能性がある。同じ事は、メジロ家やシンボリ家などの「上級国民」ウマ娘との同性婚にも言える。下手すりゃ、『ファイブスター物語』の天照家の女性皇族のように、ウマ娘たちは事実上の一妻多夫制を黙認されているのかもしれない。ならば、彼女たちの名ばかりの配偶者がシスジェンダーで異性愛者の男性である必然性はない。
それはさておき、ピクシブに投稿されている『ウマ娘』の二次創作小説には、ウマ娘と女性トレーナーの「百合」シチュエーション小説がいくつかあるが、一般人である女性トレーナーは明らかにウマ娘に対して受け身である。それだけ彼女たちはウマ娘たちに対して「非力」な存在なのだが、しかし、オルフェーヴルやジェンティルドンナが女性トレーナーと「ラブラブ」な関係性になるというのは、ズバリ似合わない。それどころか、ゲーム本編におけるトレーナーの善良さは、他のウマ娘たちのシナリオでは美点であっても、ドリームジャーニー&オルフェーヴル「姉妹」やジェンティルドンナやメジロラモーヌのようなクセが強いキャラクターを相手にする場合は不甲斐ない。
私の理想のゲーム『ウマ娘』のシステムとは、トレーナーの名前や性別だけでなく、性格や価値観・思考回路、口調や生育環境などを自由自在に設定出来るものである。さらに、コーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションゲームの登場人物のように「義理」や「野望」などの細かい設定も出来るようにしてほしい。そうすれば、私が演じたい「悪女」設定トレーナーでシナリオを進めていく事が出来るかもしれないのだ。
しかし、それほどまでのシステムは、残念ながらスマホゲームでは不可能だろう。据え置きゲーム機のソフトであれば可能かもしれないが、スマホアプリでそこまでのシステムを開発するのは困難だろう。
まあ、私自身の「悪女」願望は自作小説の執筆などで解消すれば良いのだが、肝心の新作小説の執筆は滞っている。荒木飛呂彦氏は漫画本編執筆前に、登場人物たちの履歴書を一通り作り上げてからストーリーを作り上げていくそうだが、私も荒木氏に倣って自作小説の登場人物たちの身の上についての設定を練り直す事にした。
【kiki vivi lily - Lazy】