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【Sitecore】Rich-Textフィールドでスクリプトタグを有効化する

こんにちは。アバナードの井関です。
SitecoreのRich-TextフィールドはHTMLを自由に記述することができる型です。
通常HTMLであればscriptタグを定義することで、スクリプト構文を埋め込むことができますが、Sitecoreのデフォルト設定ではHTMLエディターに入力したscriptタグが削除されます。
この記事ではconfigに下記設定を追加して、scriptタグを有効化する方法をご紹介します。

<setting name="HtmlEditor.RemoveScripts" value="false">


Config編集用のパッチファイルを作成する

まずはパッチファイルを作成します。
web.configや、Sitecore.configを直接編集する方法はあまり推奨されませんので、あくまで標準のConfigファイルには手を付けません。
パッチファイルによってカスタマイズしたい設定を追加したり、上書きしたりといった制御を行います。

1.VisualStudioから「/App_Config/Include」配下にファイルを作成します。

2.パッチファイルに拡張子「.config」で終わる名前を付けます。
  ファイル名は任意です。デフォルトで用意されているファイルではないことをわかりやすくするため、プロジェクト名やサイト名を付けるのが良いかと思われます。

3.パッチファイルの内容は下記のようにします。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<configuration xmlns:patch="http://www.sitecore.net/xmlconfig/">
	<sitecore>
		<settings>
			<!-- リッチテキストの<scirpt>タグを有効化 -->
			<setting name="HtmlEditor.RemoveScripts" value="true">
				<patch:attribute name="value">false</patch:attribute>
			</setting>
		</settings>
	</sitecore>
</configuration>

参考元:https://doc.sitecore.com/developers/90/platform-administration-and-architecture/en/use-a-patch-file-to-customize-the-sitecore-configuration.html


Web発行

パッチファイル作成が完了したら、Sitecoreインスタンスに反映させるためWeb発行を行います。


Configの変更結果を確認する

Sitecoreは複数のConfigファイルをロードし、それらの構成ルールに従い設定情報のコンパイルを行います。
下記URLにアクセスすることで、最終的に適用されるConfig内容を確認することができます。

https://{sitename}/sitecore/admin/ShowConfig.aspx

正しく反映されていることが確認できれば完了です。

参考元:https://doc.sitecore.com/developers/90/platform-administration-and-architecture/en/view-configuration-changes.html#UUID-2f8e78a4-2a7a-114e-7e5d-5084d591bb41_id__Display_the_Sitecore


~会社紹介~
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採用事例などは下記からご覧になれます。
https://www.avanade.com/ja-jp/about-avanade/partnerships/sitecore



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アバナード関西 井関 純一
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