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奪い合いより分かち合い

こんにちは。

独身時代の話しです。

仕事の帰りに、小学校からの同級生に誘われて、喫茶店に行きました。

しばらく世間話をした後、突然同級生が真面目な顔をして言いました。

私の彼氏が欲しいと。

初めは、言葉の意味が分かりませんでした。

言葉を発せずにいると、更に同級生が「好きになったから」と…

「? ? ?」

仮に私が百歩譲って「はいどうぞ」と言ったとします。

それではたして同級生のものになるのでしょうか?

だから私はこう言いました。

「半分に出来る物だったら、喜んで半分あげる」

あまりにも突然な事だったし、衝撃的な言葉だったので、ここの部分だけで、その後の会話など、全く覚えていません。



それから数年後。

その同級生は結婚しました。

お相手というのがこれまた驚きで…

はい。

お察しの通りです。

あっ。

私の彼ではなく、同級生が勤務する職場の先輩です。

その先輩には、長くお付き合いされている方がいて、結婚間近だったようです。

婚約を破棄して、同級生との結婚を選んだとのことでした。

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