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何ふり構わず真顔で動き回る点P。

一定の速度で動くな。

終わりのない辺上を踊らされるのは僕だけで十分だ。

そこの角を曲がったら辺から飛び出してみるのはどうだろう。

ふとそんな思いもよぎるが行動に移す勇気はない。

たとえ飛び出すこともなく辺上に留まったところで僕は点Qにはなれない。

なぜなら一定の速度で動き回るのは至難の技であるからだ。

図形界では「点」勢は一目置かれており、複数の意味で近寄り難い。

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