西向きの部屋のすゝめ
「西向き」忌避の風潮
現在の家に引っ越すにあたり、懸念していたことの一つに、「窓が西向き」ということがあった。
何が問題なのかはよくわからないけど、これだけ世間で忌避されているのだから、避けたほうが良いのではないか。そんなふうによくわからない悩み方をして、「西向き メリット デメリット」とか、「西向き 住んでよかった」とか色々調べてみたものの、総合すると「大丈夫な人もいるが、避けた方が無難」という感じであまり参考にならず、結局、不安なまま入居を決めた。
でも、住んでみたら、大満足。
私の場合は、南東向きだった前の家よりも、遥かにQOLが高くなった。
総合的な条件が上がったことももちろんあるが、窓という視点だけで比較しても満足度が上がっている。
以下、何が良かったかを述べてゆく。
メリット①日焼けせずに洗濯物を干せる
まず、午前中に洗濯物を干しても、日光が当たらないから日焼けする心配がないこと。
昼まで干して、日没ごろに取り込めば良い。午後から日光は当たるから、「絶対に日焼けしたくない、でも洗濯物に陽を当てたい」というわがままな願いが、なんと、一切の努力なしで叶ってしまうのだ!
メリット②優しい明るさ
次に、日中適度に明るいこと。
空さえ見えていれば、電気が要らない程度の明るさは保たれる。
私にとっては、直射日光が燦々と降り注ぐ部屋は眩しくて苦痛だが、空の明るさを通じて部屋に届く程度の光は優しく、心地よい。
さすがに夕方近くになると眩しくてカーテンを閉めてしまうのだが、…あら不思議!感覚に従っているだけなのに、夜のカーテンの閉め忘れが自動的に無くなるではないか!!
メリット③一日はまだまだこれから!
それから思わぬおまけとして、自己肯定感もすこし底上げされた。
南東向きの部屋に住んでいた時は、私が活動を開始する頃には直射日光が降り注ぐ「太陽の恵みの時間」とでもいうべきものが終了してしまい、休みの日は部屋に「あーあ、今日も太陽を浴びられなかったなあ」と言われているようで、毎日少しずつ心にダメージが入っていた。
今の部屋では、昼頃に起きてもまだ直射日光が入らない。空から届く優しい光に、「いいんだよ、1日はまだまだこれからだよ」と言われているようで、ほっとする。
デメリット?
心配していた、「西陽が眩しいのではないか」という心配は、1級遮光カーテンで解決。「夏は熱がこもって暑いのではないか」という心配は、文明の利器・クーラーで解決。
お分かりいただけるだろうか。
私が心から西向き物件を謳歌しており、「住んでよかった」と感じていること。
日焼けしたくなくて、眩しすぎる場所は苦手で、朝が苦手な方へ。
西向き物件、おすすめです。