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アプリ紹介② 静電対策必要部材アプリ

こんにちは。システム部のひっぽーです。
毎日暑いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は今年久しぶりに花火大会を見に行きました。
美味しいかき氷も食べ、夏を満喫しましたよ~(^-^)

それでは今回は弊社の開発アプリについて紹介させていただきます。


■静電対策とは

弊社オートシステムで製造している製品は、半導体を用いたセンサーを使用しているものが多くあります。半導体は静電気に弱いため、適切な静電対策をしていなければ、部材が静電破壊をおこし、製品の特性が発揮されません。
弊社では、以前は導電性コンテナを使用していましたが、それだけでは不十分で、年に数件程度の静電破壊の報告がありました。

現在は、導電箱・導電性キャスター・導電性マットを導入し、静電対策を行っています。この対策を行ってからは、静電破壊は発生していません。

以前使用していた導電箱。現在は未使用。
現在は、導電箱・導電性キャスター・導電マットで静電対策済み。

■開発者インタビュー

今回は、弊社で取り扱っている静電対策が必要な部材を一覧化したアプリを作成したメタルマスターさんに、お話をうかがってきました。

メタルマスターさん
勤続年数:1年8か月(品質管理)
趣味・特技:バンド(ジャンル:ヘビメタ系)
      担当はギターですが、何でもできます!
      車内ではエアロスミスやクイーンなど洋楽ロックを聴いてます

インタビュー時は某試験のために日夜勉強に励んでいたメタルマスターさん。
試験終了後のバンド活動再開を楽しみにしているそうです!

Q1.以前の状況~アプリ開発のきっかけを教えてください。

メタルマスターさん:静電対策が必要な部材については「黒コンテナ(導電箱)に入れて」という口頭の指示のみでした。当時は「とりあえずセンサー類は黒コンテナに入れておこう」という認識で作業していました。
また、新たに調達または支給された部材についてはメーカーのHPや電話で問い合わせを行っていました。

取り扱う際は、アースバンドは使用していましたが、なぜ導電箱を使っているのか、その部材が何の用途で使われているのか正しく理解していない状況でした。

このような状態で、自社で取り扱っている部材の用途・性能が分からず恥ずかしい思いをしたこともあり、自分用の資料としてエクセルに静電対策が必要な部材をまとめていました。

ASC(社内カレッジ)でkintoneでアプリを作成する講義があり、これで自分がまとめたエクセルがアプリ化できること、アプリ化すれば教育資料としても活用できるのではないかと思い、開発に至りました。

——ASCの授業がアプリ開発のきっかけになったのですね!
そして元ネタは自分用のメモだったんですね!

Q2.アプリ開発の準備、工夫したこと、困ったことなどあれば教えてください。

メタルマスターさん:実際にアプリ作成する際はシステム部の二見ヶ浦さんに「エクセルを読み込んでkintoneアプリを作成する」資料をいただき、それを見ながら作成しました。その資料のおかげで、初めてでも1時間程度で作ることができました!

その後、何度も作り直しましたが、、、(笑)

初めての作成ということもあり、凝ったことは考えず「必要な情報が確認できる」ように作りました。自分が理解できていなかった「何に使われるのか」「どんな特性があるのか」「どの程度の耐圧があるのか」そういった情報が確認できるようにしました。

何か分からないことがあった場合は、都度システム部に相談し、サポートのおかげでアプリ化が完成しました。

センサーの用途や耐圧、生産終了情報など必要な情報が、一覧で分かりやすく確認可能に。エクセルにまとめていた時は、型名ごとにシートを作成していました。
新規入力画面。調達区分やメーカーなど一部項目は選択式です。
添付ファイルで、実物の詳細が確認できます。
二見ケ浦さんにもらった神資料


——初めての開発はハードルが高いと思いますが、「まずはやってみる!」という気持ちが重要ですね。

Q3.アプリ完成~現在の運用状況を教えてください

メタルマスターさん:アプリ完成後は、関係者にはslackで通知しました。
新入社員にはこのアプリで取り扱い部材を勉強してもらいました。また、新規の部材も過去に似たような部材を扱っていなかったか、このアプリで確認できるようになりました。

現在は、このアプリは教育資料・確認用がメインなので、私が必要部材の登録を行いメンテナンスしている状況です。

ただ、登録部材も150を超え、今後のメンテナンスは課題となっています。登録部材が今後メーカーで生産終了となった場合には、その情報を反映する必要があるからです。

この辺りの情報更新は、資材チームとも協力して良い方法を確立していきたいなと思っています。

——なるほど。部材の情報を登録するだけではなく、その後の情報も収集する必要があるんですね。

Q4.アプリ開発の感想を教えてください

メタルマスターさん:アプリ作成は、意外になんとかなりました!
いろいろとつまずくところはありましたが、何度でも作り直せますし、システム部のサポートもあります。分からなくて当たり前、質問することは恥ずかしいことではないと感じました。

今回のアプリは品管の教育資料が目的でしたが、現場で使えるアプリを作りたいなと思い、すでに2つ作成済みです。マロン顧問の指導もあり、見た目も機能も大幅に向上しています(笑)

最初は「使えるかな?」と不安に思いながらの開発でしたが、全て次につながっていると感じます。

そして現場の反応があると、さらに次への原動力になりますね(^-^)

——素晴らしいですね!この短期間で3つも作っているとは!次のアプリも楽しみですね。

教育資料アプリ、現場で使えるアプリ、弊社のkintoneアプリ開発が勢いを増していますね!

通常業務があるなかでアプリを作成することは、とてもハードルが高いと思いますが、アイデアだけでもどんどん共有していきましょう!

同じような悩みを抱えている方が他にもいるかもしれません。

メタルマスターさんのように、自分のメモをアプリ化することで情報共有につながり、教育資料にも使えますよ。

もちろん、アプリ開発はシステム部もサポートしていきます。
これからも業務改善に前向きに取り組んで行きましょう(^-^)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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