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多様性を生かす(ダイバーシティマネジメント)のは役割を理解すること

個人の中の多様性

 人はそれぞれいろんな役割を演じています。
社会人としての役割、会社員として役割、家庭の中の役割(親から見た子である役割、兄弟がいたら兄、姉、妹、弟などの役割、また配偶者として、親として・・)、地域での役割、会社の中でも部内、チーム内、役職としての役割などさまざまな役割があります。
 おそらく、それぞれの役割は違う自分を演じているのではないでしょうか。
一方、その人固有のキャラクターというものがあります。
 これは役割ではなく、本来その人がもっているもの、無意識の中にあるものとも言われます。
 役割は演じます。
 意識して演じる、自分に無理してでもやるべきことを演じる場合もあります。
これが、自分のキャラクターにあっていれば、ストレスなくうまくできたりします。
 あっていなければ、最初はストレスを感じながらも、やっていくうちにうまくなりストレスも感じなくなることもあります。
 無理してでもやることで、演じる役割が磨かれます。
これをパーソナリティ(人格)と言うと、パーソナリティ(人格)とキャラクター(性格)は密接に結びついています。

 自分の中の多様性(さまざまな役割を演じることで磨かれるもの)を意識する。役割を広げたり、深掘ったりすることで、無意識に出来ることが増える。
 自分の中の多様性を理解するのは、自分の不得手を理解、自分のキャラクターを理解し、他者との違いを理解することです。

ダイバーシティマネジメント

 ダイバーシティマネジメントとは多様性を生かすマネジメントです。
 当然、単に多様な人材(外国人、ジェンダー、障がい者・・・)をそろえるのではありません。
 ダイバーシティ(多様性)は、外面的な違いや、属性だけでなく人それぞれがもっている価値観や信条といった内面の違いもさします。
また、女性活躍や育休制度を整えてステイクホルダーに向けて発信するといったやり方だけを指すのでもありません。
 多様性を理解し、組織の発展、成長に生かすことです。

 組織の中の多様性の理解も、自分(個人)の中の多様性の理解と同じです。
 さまざまな性格(キャラクター)を持った人が、さまざまな役割(パーソナリティ)を演じている。
 自分の中に、いやな面、嫌いな面もあるように、多様性を分かろうとすると、自分には合わない面、苦手なことに目を向けなければいけません。
どうしても受け入れらなないこともあるかもしれません。
 受け入れられなくとも、理解すること、分かることです。
 違いを分かる、違いがあることを理解する。
 自分の中の多様性の理解も、いやな面も理解して、役割を演じるように、組織の中の多様な人を理解し、仕事を進めていくのです。
 多様性を理解することで、組織のできることが増える、企業の成長に繋がります。

 個人も組織もその中にある多様性を理解し、パーソナリティを磨き成長ていきます。


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