映画祭の作り方
映画祭を始める時に、なにかヒントは無いだろうか?と、別所哲也さんの本「夢をカタチにする仕事力」を読んだ。
時代も異なるし、スタートの考え方が異なるのもあり、全てをトレースすることにはならなかったけれど、とても参考になったし、時代として今の方が何かをスタートさせるのもハードルが低くなっていることを感じます。
別所さんと偶然に同席した場
実は別所さんとは2002年に一度だけご挨拶したことがあります。
「面白い人が集う場」みたいな感じで、確か全員がほぼ初対面の20名くらいで表参道辺りのお店に集まった時。(このあたりは少し曖昧です)
先の本と照らし合わせると、別所さんのプロジェクト「ショートショート フィルムフェスティバル」がスタートしたばかりの頃でした。
当日は簡単なご挨拶をしただけだったのですが、俳優として認識していましたので、てっきり出演される作品のご案内かと思ったら、映画祭を開催される旨の紹介をされたことに驚いたことを、今でもとても印象に残っています。
この本の内容もそうですが、実際に別所さんの口から「短編映画祭の魅力」を伺った記憶と重なり、運営に対する熱量などを久々に感じ、興奮する読書となりました。
私たちの映画祭の始め方
映画祭の始め方の一歩として、コミッティ(目的に向け集まったグループ)が組めたこと。これが大きかったと思います。
純粋にクルマ好きでありながら、それぞれが背景をしっかり持っているメンバーが集ったこと。そして、それぞれが自立していること。
これがこのコミッティの強み。本当に信頼できる人ばかりでありがたい。
現在のメンバーは既に仕事をご一緒していたり、信頼関係のある中で「自動車の映画祭を立ち上げたい」と個別にご連絡させて頂いたのですが、とても前向きなレスを頂けたことと、「立ち上げるならこういう映画祭にしたい」という積極的な意見が、心強く背中を押してくれました。
運営面で様々に相談事があれば、グループに投げ込むと必ず適切に反応してくれるコミッティです。まだまだ組織としては視野を大きく、様々な可能性を探る中ですが、それぞれ個々でも企画・運営が出来るメンバーなので、出来ないことは無いと思っています。
メディアパートナーの存在
そしてメディアパートナーは、私たちの映画祭にとってとても大きな存在です。映画祭の開催にご理解いただけたこと、そして応援頂けること。これだけでも強みになっているのですが、一緒に選考をしてくれている上に、各メディア名を冠にした賞を設けてくれていること。
初回から「CAR GRAPHIC」「AUTO BILD JAPAN」「8speed.net」の3メディアにパートナーとしてご協力を頂いてます。
作品を選考して頂き、作品へのコメントを受ける時がとても楽しみだったりもします。メディア代表の方々は、様々な業務が重なる中でこれだけの作品数を閲覧頂くことだけでも本当に大変なことと思うけれど、コメントを読むと細部に魅力などを見出されていて、面白がってくれていると思っています。作品への扱いもとても丁寧で、映画祭としても嬉しいポイントです。
また、先日開催させて頂いた授賞式にもCAR GRAPHICより加藤哲也さん、AUTO BILD JAPANより江原慎一郎さん、8speed.netより委員会メンバーでもある生方聡さんが駆けつけ、一緒に会場を盛り上げてくれました。
映画祭へエッセイで応援頂いた吉田由美さんも忘れてはいけません。イベント後にはYouTubeと記事でレポートも頂きました。(感謝・感謝!)
クルマが繋げてくれた人の輪
全てが「クルマ好き」という共通点が繋げてくれたモノであり、こうしてカタチになりました。ゼロをイチにしたスタート地点に私たちはいますが、イチからのスタートがこの先に待っています。
全てはまだまだこれから始まることばかりですが、「クルマ好き」だったことで実現できたのが、この映画祭だと思っています。
出来るだけ多くの方々に応援してもらえると嬉しいです。
International Auto Film Festa (Official Site)