世界三大【精子】映画
生死ではなく、精子です。
精子の出て来る映画です。それも顕微鏡に写っているとかアニメ化されているとか、そういった精子ではなく、生々しい白い液体として出て来る映画です。
よもや、『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』のようなウルトラデフォルメされた精子ではありません。
て言うか、「三大」と仰々しく書きましたが、以下の三本しか思い浮かびませんでした。三本しか思い浮かばないのに書くのはなぜなのか、と自分でも不思議です。
さあ、三本のおチンチンを思い浮かべながら、早速、発表しましょう。
『サーミの血』
『ドント・ブリーズ』
『ハピネス』
『サーミの血』は、主人公が北欧の少数民族サーミ人の女性。自身がサーミ人だということ嫌い、サーミ人だということを隠してスウェーデンの男性と出会います。そしてその晩、二人は男女の仲になります。サーミ人の女性は、隣に寝ているスウェーデン人など気にもせず、手についた彼の精子を、スウェーデン人の遺伝子を、非サーミ人のDNAを愛おしそうに眺め、こねくり回すのです。本当に切ないシーンなのです。
『ドント・ブリーズ』は、自分の娘を轢き殺した女性を拉致監禁している男の話。男はレイプこそしないと高らかに言いますが、冷凍保存している自らの精子を女性の膣内に入れて、子供を作ろうとしています。娘の代わりを製造しようという魂胆です。それってレイプじゃん、とは思うのですが、男は色々あって自分の精子を口に入れてしまうのです。たいていの男には分からないあの味、女しか分からないあの味を想像してください。ざまあ見ろの一言ですね。
『ハピネス』は、当時ジャニーズ、現在スタートアップの嵐ARASHI……が出ている映画ではなく、トッド・ソロンズが監督した米映画です。群像劇なのですが、その登場人物の一人に11歳だか12歳の少年がいます。彼の悩みは射精未経験だということ。そしてネタバレになってしまうのですが、彼は最後の最後で射精することができます。彼の飛び散った精子を犬が舐め干して、その犬は他の登場人物とキスするという、何とも下品なオチ。なのですが、相当ブラックユーモアの効いている作品なので必見です。
さあ、みなさん。白い液体が出て来る精子映画があったらぜひぜひコメントをください。
AUskeえいゆうすけ