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Happy New Year!2025 対話できていると思っている症候群を解消したい
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久しぶりの投稿になってしまった。2024年は結婚20周年でした。20年も一緒に暮らしていると思うと、いろんな感動が呼び起こされます。そういう意味でも2025年を、また新たな1歩と考えるとこういう話からしていきたいと思います。
私は対話からチームや組織、そして会社やもっと大きい規模まで変化をつくっていけると心から思っています。よく対話やコミュニケーションは野球のキャッチボールに例えられますが、投げる人が相手のグローブへ向かって投げ、それがいい球であればしっかりキャッチできて、それを繰り返していけば、お互いの理解が深まるということになるので、例えとしてもとてもわかりやすいと思っています。
例え話がいきすぎて、わかりづらくなる可能性も多々ありますが、思うがままに今回は書いていこうと思います。
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冒頭で、チームや組織を変えていけるのが対話だと書きましたが、逆を言えば1人でも乱暴なキャッチボールをする人がいると、その影響は組織までに及ぼすことも多いと感じます。
言葉だと見えないですが、言葉にも「強弱」「速い遅い」「コントロール(高い・低い・左右のブレ)」があると感じます。微妙なズレがどんどんズレていき、最終的にはキャッチボールだと思ったら、相手に無理させていて疲れ切っていた。そんな経験ありませんでしょうか?危ないボールを投げている側は気づかないケースも多いので、この場合「ボールの受け手」が経験として持っていることのほうが多いように思います。ツライ経験です。
対話とかコミュニケーションというのは、日常に当たり前に行わているので、そんなこと注意されても軽く受け止められて改善されないなんてことも多いと感じています。
ケースバイケースなので、特効薬みたいなものは存在しませんが、キャッチボール下手に多く出る傾向として、「受け手がしっかり受け取ったかが全て」という感覚を持っているかどうかが境目が気がしています。
①話す・伝える側(ボールを投げる側)
②聴く・伝えられる側(ボールを受け取る側)
②が受け取りやすいボールを投げる意識が、①にあるのか?
大人が6歳の子に難しい言葉で伝えないと思うんです。
それと同じように大人同士であっても、相手の理解が少ない話をするときに、①話す・伝える側が自分が話したいように話しても、②聴く・伝えられる側はキャッチの方法がわかりませんから、ボールを落としてしまいます。
ボールを落としていることにも気づかずに、勝手に話し続けるという場面もよくありますね。
もう一度戻ります。
「受け手がしっかり受け取ったかが全て」という感覚を持っているかどうか
今日はどちらが経験的に未熟だという話をテーマにしていません。対話がうまくいくという目的に向かっています。聴き手が未熟なのであれば、聴き手に合わせる技術が必要です。
対話がうまくいくためには、ボールを受け取ってもらえる必要があり、ボールが適切に返してもらいたいです。マネージャーとメンバーの関係であれば、「どういう風に受け取ったか」を確認しながら、メンバーの現在の知識量や経験量を推し量ったりして、チームのコミュニケーション力をあげていく必要があるわけです。
だから組織には1 on 1というのが必要なんですね。この1 on 1もキャッチボールがどれぐらいできるかで、雑談でも有効になったりならなかったりという傾向があるように見ています。①話す・伝える側(ボールを投げる側)の実力の話ですよ。
年初から超基本的なこと書いていますが、歳を重ねてくると、より基本の大事さに目覚めてきます。
2025年は「対話」が私のテーマであり、私の「対話」で対話に課題を持つチームや組織をより多く改善していきたいと思います。
困っている人は声かけてくれれば、時間をつくってキャッチボールしにいきますね。