過去ばっか。

久々の投稿に緊張してる。
1か月も空いた。
1か月前の投稿見直してた。
まあ才能なんて微塵も感じない文章書いてるなくらいしか思わないし、そもそも、その才能を感じることができる才能すらないように思えた。

ある時「なんか良い」を人に言うのが恥ずかしくなった。
「どの面下げて言うんだ。」なんて思ってしまって怖くなってしまった。Twitterのリツイートですら怖い。

学生の頃はあの新作漫画読んだ?って一目散に友達に駆け寄り言ってたはずだった。不評でも「俺はいいと思う」で一蹴。
あーあ、ここでも昔のことだなあ。今何かの才能みたいなものを感じることができない僕は過去にはその才能があったことを信じ続けてるように思う。その時はあった才能を「今」の僕は信じれない。そんなことを信じるより何かにならないといけないという必死な気持ちでいっぱいで焦っている。何者でもない自分が怖くてどうしようもない気持ちだ。

僕の気持ちを緩くしてくれたWeb漫画があった。単行本を揃えたら、昔、僕が気に入った漫画を買って夢中でページを捲る感覚と一緒に良い漫画に出会えたって自信もって言える感覚も思い出した。

広くもない部屋で男三人たわいもない話をして過ごす。時に遊びに行ったり、庭と呼ぶには小さすぎる場所で花火したり、違う友達が来たりしてオールする。そんな登場人物の和やかな雰囲気とかに、不安はあったけど焦りはない、そんな毎日を思い出した。くだらないことばっかやって全然未来のために生きなきゃみたいな焦りなんて感じさせない。

この才能に名前を付けるとしたら何だろう。

やっぱり、「全部を楽しめる才能」だろうな。

好きなことをやる時間は過ぎたって周りから言われてる。全部今後の自分に繋げなきゃって必死だ。難しい顔して生きている。

しょうがない。

でも。

もっと楽しみたいな。
繋がらなくてもいいから。
こういう意気込みじみたものがダメなんだろうな。

そう思って漫画の表紙を見た。

その小さなワンルームは

なんでもいいからもっと口角あげていこうぜって言ってきた。

「だんしんち」 岡叶

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