感覚を取り戻す
寒さも少しずつ和らいできて、冬に入る前にしていた朝ウォーキングを再開した。
日の出と共に起きて、寝起きのままウォーキング用の動きやすい服装に着替えて家の近くの土手を歩く。
朝日がゆっくり雲の切れ間から顔をのぞかせて、差し込む日差しがまぶしい。
息をゆっくり吐いて、ゆっくり吸って、ひんやり冷たい空気を感じる。
リズミカルに歩き続けると初めは寒かった体がじんわり暖かくなる。
鳥が鳴く声、風の音、自分の歩く足音、たまに通る車の音。
徐々に自分の中の感覚がさえてくるようだった。
高い建物が一切ない田舎の土手なので、歩く目線の遠くにまるで水墨画のような雪をかぶった美しい山がぼんやり見える。
気持ちいい。
感覚が刺激されて、なんとも心地よい。
朝のウォーキングから始まる一日はその後の日中の活動も身軽になる。
行動的になるし、頭もさえわたるようだ。
一日の生産性も向上するし、この感覚が気持ちよくて、朝ウォーキングが大好きだ。
新潟の冬は荒れた天候の日が多く、朝も薄暗く風が強い日があるので今まで控えていたが春が近づくこれからは大好きな時間が増えるから、ワクワクしている。
これからは土手に生える多種多様な草花にも出会えるのでますます楽しみだ。
冬場で眠っていた感覚が戻ってくるような一日だった。
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