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やめたこと。
私の勤める会社では評価制度とゆうものがある。
1年の目標を立て、その目標達成の成果はどうかや、各職種で階級が設定されており、会社が定めたその階級としての人となりや必要な知識があるか、意欲はどうか、積極性などを項目ごとに1~5で評価するものだ。
自己評価と直属上司の評価を総合して、最終的にくだされる評価が来期の給与に反映される。
増額もあれば、減額もあり得る。
私は営業事務として、ずっと高く評価されていた。
高く評価されれば嬉しいし、給与も上がるのでモチベーションにもなっていた。
でも、それに比例して心身に不調をきたすようになっていた。
階級も上がれば求められること、期待されることは大きくなり、いつもその重みに押しつぶされそうだった。
人に頼ることが苦手な私は人に仕事を任せることが出来ず、自分が抱え込みどんどん業務が増えていった。
心身に不調をきたすのは考えてみれば当然で、今思えばよくあの量をこなしていたと思う。
けれど2年前から目標を設定しても達成することもできず、去年とうとう体調を完全に崩し、担当していた業務を一部手放すことになった。
そのためこの2年の評価は下がった。
そして今日、今期の評価を上司から伝えられたが去年と同じだった。
上司から評価結果を伝えられた時にホッとした自分がいた。
高い評価に押しつぶされそうで、必死にそこに応えようとしていた頃に比べて、心が楽になったからだ。
必死に応えようとしていた時は常に上へ上へを目指していて、自分のことを見張っている状態でとても苦しかった。
できなければ、こんなに評価してもらっているのに「こんなんじゃダメだ」と自分を責めてまた苦しくなっていた。
2年前、最初に評価が下がった時は正直ショックだった。
こんなに頑張ってたのに、こんなに苦しい思いをしていたのに下がったことが悲しかった。
と、同時に解放された気持ちになった。
もう十分なんじゃないか。目標は達成できてないけれど、自分ではよくやった。
上司にはそう見えてなくても、会社が認めてくれなくても私は私に◎をあげよう。
それから評価を気にするのはやめよう。
何よりも自分の体と心を大切にしよう。
そう思った。
長かった。ここまでくるのが。
体調を崩さなければ気づかないままだったと思う。
もうこれからの人生、誰かの評価を気にした生き方はしたくない。
どうせ気にするなら私が私の評価を気にして生きていきたい。
心地よく過ごせているか、楽しいか、嬉しいのか、自分の機嫌を気にして生きていこうと思う。