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忘却の彼方に消えてしまう前に

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エッセイ、日記をまとめています。
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2019年11月の記事一覧

神と奴隷

ジジイに怒鳴られた。心をすり減らした。

接客のバイトをしていると、しばしば発生する客からのクレーム。

ある日、展示されていた商品が欲しいと言われたが、注文専用商品だったのでその旨を伝えた上で「注文してお取り寄せになります」と言うと、「無いなら展示しておくな!」と騒いで怒鳴り散らす。
こんなの、欲しいものを親に買ってもらえないと泣き叫ぶ子どもと一緒ではないだろうか?

散々喚き散らされたのちに

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緊張と電車

緊張と電車

初めて1人で電車に乗ったのは小6だった
最寄りから2駅先のデパートへ中学の制服を作りに行くのに、仕事帰りの母と待ち合わせするためだった

1人で飛行機も新幹線も乗ったことがあったのに、電車だけかなり遅咲きデビューを果たすことになったのだ

今ならわかる
最寄りに停車する電車は、どれに乗ってもデパートのある駅に着くことを……

しかし、そんなことすら分からず各停なら停まるかな?と2、3本見送って、や

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雨露と前髪

夜中に雨が降ったんだろう
朝、家を出ると地面や草木が濡れていた

「朝露か…いいな」

そんなことを思いながらバス停を目指す
早歩きで坂を登り、列の一番後ろ
バスが到着して乗り込もうとすると、頭上の電線から何かが落ちてきた

恐る恐る頭を触りながら上を見ると鳥はいないようだ
「糞じゃなかった、よかった」

落ちてきたのは雨水だった

しかし、時間がないなかでセットした前髪が終わった
まだ家を出て1

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