若手社員の半数以上は社内コミュニケーション不足今後重視したいのはメールやチャットより「音声」【20代の若手社員500人に調査】
音声版社内報「社内ラジオ」聴いてみたい、「“ながら聴き”できるから」38.2%
新型コロナウイルス感染症の位置付けが「5類感染症」に移行して1年が経過。出社頻度がコロナ禍以前の頻度に戻った企業がある一方、リモートワークが定着したという企業も多く、社内コミュニケーションにも変化を与えています。特に20代の若手社員の中には、入社していきなりリモートワークだったなど、コロナ禍や新しい働き方の影響を強く受けている人も多いと考えられます。
そこで、20〜29歳の会社員を対象に社内コミュニケーションに関するアンケート調査を実施しました。
「社内コミュニケーションは重要」が8割以上
仕事をする上で、日頃から社内コミュニケーションは重要だと思うかについて聞いたところ、82.8%が重要だと思う(「重要」41%、「どちらかといえば重要」41.8%)と回答。20代の若手社員の多くが、仕事上、社内コミュニケーションは大切だと捉えていることがわかりました。
若手社員の半数以上は「社内コミュニケーション不足」
一方で、実際に社内コミュニケーションが十分に取れているかを問うと、半数を超える50.8%が不足している(「不足している」12.8%、「どちらかといえば不足している」38%)と回答。仕事をする上で、社内コミュニケーションは重要であると認識していても、実際にはコミュニケーション不足を感じている若手社員が多いことがわかりました。
「気軽に相談ができない」「他の人の仕事が見えない」
どういったことに社内コミュニケーション不足を感じるのか? 社内コミュニケーションが不足していると回答した若手社員に聞くと、「気軽に相談できない」が最も多く46.5%、次いで「他の人の仕事が見えない」が32.3%、「社内に一体感がない」が27.2%でした。他の社員との間に隔たりや距離を感じている若手社員が多いようです。
若手社員が今後重視したいのは「音声コミュニケーション」約6割
リモートワークの普及やビジネスチャットツールの拡大などで、コミュニケーションの方法も多様化しています。
メールやチャットなど文字を介した「文字コミュニケーション」と、対面や電話、リモート会議など音声を介した「音声コミュニケーション」。職場において、今後どちらのコミュニケーションをより重視していきたいか聞いたところ、文字が41.8%、音声が58.2%で、音声コミュニケーションを重視したいという若手社員がより多いことがわかりました。
音声コミュニケーションはお互いの感情や意図を伝えやすいから
今後重視したいコミュニケーションとして、文字または音声を選んだ理由についても調査。文字の場合は、「記録に残る」「相手の時間を気にしなくていい」という理由が音声に比べ圧倒的に高かった一方、音声の場合は「お互いの感情が伝わりやすい」「お互いの意図が伝わりやすい」「相手の人となりがわかる」などが文字に大きく差をつけました。
音声コミュニケーションを重視したい若手社員が多い背景には、音声を通じた情緒的なコミュニケーションを増やし、他の社員との隔たりや距離を解消したいという意識があるのかもしれません。
社内ラジオ聴いてみたい「ながら聴きができ、時間を有効活用できるから」38.2%
社内コミュニケーションを促す手段として社内報を活用する企業も少なくありません。オトバンクは、法人向けのオーディオブック聴き放題プラン「audiobook.jp 法人版」の新機能として「社内ラジオ」を昨秋からスタート。経営者や社員のメッセージを「音声」で社内に配信できるサービスで、音声版の社内報として活用できます。
職場に社内ラジオが導入されたら聴いてみたいかを問うと、若手社員の2人に1人は聴いてみたいと回答。
聴いてみたいと答えた理由で多かったのは「ながら聴きができ、時間を有効活用できるから」(38.2%)、「時間や場所を選ばず視聴できるから」(32%)で、タイパや利便性への期待。次いで多かったのは「音声から熱量や想いも伝わってきそうだから」(31.1%)という結果でした。
オトバンクは、オーディオブックのリーディングカンパニーとして、今後も利用傾向や使われ方の最新トレンドなどオーディオブックにまつわる様々な調査を実施してまいります📝
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