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オーディオブックの倍速再生、2020年からの4年間で1.5倍に増加!聴く読書でも「タイパ」ニーズが高まっている


耳がオーディオブックに慣れてくると、加速再生も積極的に

三省堂が発表している「辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2022』」の大賞にもなった「タイパ」。新たな言葉が生まれ、近年は時間的な効率を求めタイパを意識した生活を送る人が増えてきています。そこでオーディオブックの倍速再生機能の利用変化について調査を実施!

期間は2020年7月~2023年7月(同月比較)。「audiobook.jp」ユーザーの利用データを比較すると4年間で倍速再生(2倍速以上)の利用者の割合が1.5倍に増えていることがわかりました。また、加速再生(1.1倍速以上)では1.6倍以上に増えています。

動画の倍速再生や家事効率を上げる家電の登場など、Z世代や共働き世帯を中心にタイパのニーズが高まっており、オーディオブックでもタイパ重視で利用しているユーザーが増えている結果がでました。

▼調査概要

調査期間: 2020年~2023年の各7月(同時期比較)
調査機関: 自主調査
調査対象: 「audiobook.jp」ユーザー
調査方法: 全ユーザーの過去4年間のうち7月分の再生ログを集計し、割合を算出
調査内容:
(1)倍速再生(2倍速以上)で聴いているユーザーは、過去4年間で1.5倍に増加
(2)加速再生(1.1倍速以上)では1.6倍以上に増加

(1)倍速再生(2倍速以上)で聴いているユーザーは、過去4年間で1.5倍に増加

2020年7月と2023年7月を比較すると、倍速再生(2倍速以上)で聴いている利用者の割合は、7.4%から10.3%と1.5倍に増えていることがわかります。コロナ禍の巣ごもり需要を経て、社会活動や人の移動も活発になってきたことから、倍速での「ながら聴き」が増えている傾向があると推測されます。

図1

(2)加速再生(1.1倍速以上)では1.6倍以上に増加

通常の速度(1倍速)よりも速度を上げて利用する加速再生(1.1倍速以上)全体で見ても、2020年7月から年々、右肩上がりに増加していることがわかります。オーディオブックの始めたての頃は、耳で本を聴くことに慣れていないため、1.0倍速からスタートするユーザーがほとんどです。オーディオブックを繰り返し聴くことで耳が慣れてくるため、少しずつ加速して聴いていくユーザーが増えていきます。ユーザー全体の数も増えていく中で、加速利用が増えていることは「タイパ」を意識的に行っていない人も、耳がオーディオブックに慣れてきたため、1.1倍速以上の自分の聴きやすい速さに設定して、聴いていると考えられます。

(3)倍速利用でのおすすめオーディオブック5選!

『世界一わかりやすい「速読」の教科書』

著者:斉藤英治
出版社:三笠書房
ナレーター:市村徹
URL:https://audiobook.jp/product/108381

『新 もういちど読む 山川日本史』

著者:五味文彦,鳥海靖
出版社:山川出版社
ナレーター:住田洋
URL: https://audiobook.jp/product/264157

『科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全』

著者:堀田秀吾,木島豪
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ナレーター:せつこ
URL: https://audiobook.jp/product/264480

『現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全: 脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!』

著者:佐々木俊尚
出版社:東洋経済新報社
ナレーター:市川和也
URL: https://audiobook.jp/product/264385

『人は話し方が9割』

著者:永松茂久
出版社:すばる舎
ナレーター:柳よしひこ
URL: https://audiobook.jp/product/259805

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