見出し画像

auCLプロダクト戦略部勉強会しています。

サービス統括本部プロダクト戦略部の堀田です。
同部では、「au PAY マーケット」を通じて、お客様の体験価値をより高めていただくため、プロダクトマネジメントについての週イチの勉強会を始めました。こちらの記事にて紹介していきます。

「プロダクトマネジメント」ノハジメ(一)

プロダクト=製品
マネージャー=管理する人
だから、製品を管理する人?

「プロジェクトマネージャーとプロダクトマネージャーってナニがちがうの?」

そんな初歩的かつ個人的なギモンを持ちながら、2024年11月より自身が所属している部署メンバーによる『プロダクトマネジメントのすべて』を題材に、週次での勉強会がスタートしました。

auCLプロダクト戦略部勉会の風景

▼かんたんな勉強会ルール
1.数Chapterずつに各担当を割り当て、10分〜程度のレビュー@週次勉強会。
2.レビュー担当は可能な限り「日々の業務」に当てはめてレビューすべし。
3.オーディエンスも必ず同じ範囲を読み、気づきや感想やらを事前に記入すべし。

中途入社3年をまもなく迎えるホッタというモノがこちらを執筆し、上記のルールで始まった勉強会のファシリテーターを担当しています。

さて、これまで経験した職場やプロジェクトでも、「プロジェクトマネジャー(PM)」は、当たり前のように、いつも体制図のど真ん中ちょい上あたりに存在し、苦労やら心労の絶えないポジションと理解していましたが、「プロジェクトマネージャー」ではなく、「プロダクトマネージャー」という表記はあまり見たことがなかったのですが、

「そもそもプロダクトの定義って?」「その対象やら範囲は?」
などまずはそのあたりから。。

【プロダクトマネジメントのすべて(以下、本書)】という書籍内では、
「市場において顧客となりうる個人や団体に価値を提供するもの」
と定義されています。

うん、そうね。。
世の中にある有形の製品やら無形のサービスやらは、なんだって当てはまる。浦安のアミューズメントパークや近所のファミリーレストラン、いつもいくガソリンスタンドなんかの、巷にあるすべてのサービスがプロダクトと言えちゃう。。

本書を読み進めると更に、「広義の〜、狭義の〜」という表現もあります。
そう、結論から言えば「その対象やら範囲やらは定義次第」のため、曖昧かつ個々によって判断できてしまうモノは、図式やら言語化によって明文化し、そのプロジェクトが始まる事前の段階で関係者に向かって、恥ずかしがらずに「〇〇のプロダクトマネージャー‼にオレ(ワタシ)はなる‼」と宣言しつつ、「えーっと。。つまりね。。◯◯の範囲はココからココまでで。ココは違います。違うんです。」と関係者間の共通理解が必要な「取扱い注意」の厄介なモノなのです。


例)ガソリンスタンド編
・経営者=ガソリンスタンド発展や維持・向上、従業員の生活責任を負う人
・従業員A「給油プロダクトマネージャー(王)にオレはなる‼」
・従業員B「洗車プロダクトマネージャー(王)にワタシはなる‼」
・従業員C「お会計プロダクトマネージャー(王)にオレはなる‼」
・従業員D(略‼)

と、麦わらの◯◯王だらけの騒がしいガソリンスタンドですが、さらに本書曰く、

「プロダクトマネージャーはミニCEOたれ」

との定義もあります。

従業員A=給油王さんは、レギュラー/ハイオク/ディーゼルガソリンの給油作業はもちろんのこと、仕入れやら、車の窓拭いたり、車内ゴミなんか引き取ったり、手が空いてたらなんだったらワックス掛けて給油機をピカピカにしたり。。でも洗車と会計はオレじゃない(けど、ついでのセールストークだけはしますヨ)などと、「やることやらないこと=対象と範囲」を叫びつつ、『給油サービス周り全般=プロダクト』を我が子の成長のように愛でなければならないそうです。

また、従業員C=会計王さんは、会計時の速さや正確さ、営業時間後の売上集計業務やら、流行りのキャッシュレス支払いの導入検討などの『会計業務周り全般=プロダクト』として、我が子のように育てなければならないそうです。

かなりの文字数を使っての「プロダクトとはなんぞや?」ストーリーとなりますが、「あなた明日から〇〇のプロダクトマネージャーね。」や「プロダクトマネージャー募集中」などの見た目弱そうだけど中身とても強いモンスターに出くわした場合は、まずはその「プロダクトの対象と範囲」には細心の注意で臨んでみましょう。

認識ズレのままコトが進んだ場合、いろいろ言われのない責任所在があなたの肩にチョコンと腰掛けることになります。

大事なのでもう一度。
「言われのない責任所在が肩に乗る前にやることやらないこと宣言」

つづいて、『プロダクトを我が子の成長のように愛でる』先のプロダクトの成功定義としては、当たり前ですが慈善事業ではないので、事業収益の確保はもちろんのこと、そのプロダクトビジョンやユーザー価値といった3つの要素のバランスが大切だそうです。

ここで、給油王Aをまた例とすると以下のようになります。

・プロダクトビジョン→給油でもっとあなたを満タンに。
・ユーザー価値→なぜか給油必要なくても行きたくなるガソリンスタンド。
・事業収益→155円/L(+洗車2,000円/回とか)

上記のために、日々の給油フルコースを通してユーザー満足度を維持しつつ、N日に給油すると箱ティッシュあげます。(=さらなるサービス向上)の先に、プロダクトの成功ループ=給油王があるそうです。

また、冒頭にあった「プロジェクトマネージャーとナニが違うの?」であれば、この「さらなるサービス向上」を推進する施策の中で、体制図の中で一番の苦労やら心労が絶えない人となります。(いつから?原資は?協賛は?ティッシュ調達先は?告知は?とか。)

ここまでいろいろとガソリンスタンドの例で、押し切ってきましたが、最近はみんなサクッと「セルフ給油」を選んでますよね。いろいろメンドーだし。。。

と、このような『プロダクトマネジメントのすべて』の冒頭パートの個人的理解を前提に、部署メンバー9名の総出による全8回の勉強を、巳年のお正月を跨いで厳かにガヤガヤと実施しています。(2024.12.13現在)


いいなと思ったら応援しよう!