お湯を沸かしながら 2019.11.27

明け方まで授業で読むA. Lilty "Le monde des salons"の訳文を準備していて、11時起床のスロースタート。ご飯食べて服着て、早めに大学へ。

寒くてダウンを着たいけどまだ手に入れてないので泣く泣く、今日は手抜きでいいやとユニクロ×EGのフリースを手に取る。もともと深夜のコンビニ用に買ったつもりだったので、一日過ごすのは初めて。
図書館に行って、借りていた『身体はどう変わったか』を読み始める。大著『身体の歴史』に関して、コルバンのインタビューと訳者陣の論考を合わせたもの。全部読まなきゃいけないやつじゃないかも。
『身体の歴史』と『ART since 1900』を交差させるとなんか出てくるんじゃないか（というか後者で並べられてる芸術が見落としている表象の領域が見えてくるんじゃないか）と見込んで、これを２週間後のゼミ発表の題材にする気でいる。
うまく行くかしらん

そうこうしているうちに時間になったので授業へ。
リルティの『サロンの世界』の、文人たちのキャリアにどれだけサロンでの社交性が影響していたかを詳しく説明する部分を読む。
はずだったが、先生がパリへの出張から帰ってきたばかりで、予想はしていたけれど幼稚園帰りの子供みたいに溢れる言葉を抑えきれないご様子、その小旅行の報告は隅々にまで渡り、留学中の弟子たちに会ってきた話から、弟子たちの今の師匠たちがたいへんお優しい話、EHESSでの活気に溢れたセミナーの話、シレーのお城に行った話、などなど、早口なのに的確な言葉選びで、１０日間を猛烈に振り返る。１人のフリートークと４人の傾聴で気づけば１時間経ってしまって、言い訳みたいに急いで授業を始めるもほんの少し進んで時間切れ。
そのあともなんだかこちらの研究の悩みなどぽつぽつおしゃべりして、コーヒーを飲み、お土産のラデュレのマカロンを食べ、友達に会って帰ってきたみたいに、気づいたら家にいて、すぐフリースを脱いだ。
リルティは野心的でかなり面白いのだが、授業じゃ全然読み進まない。これはひとりでやるしかないみたい。

で、今日はあまりお勉強できてないので、今から紅茶を淹れてお米の炊飯予約をして、集中しようかというところ。一昨日カレーをたくさん作ったのでしばらくはそれで凌げそう。
ただこの家は寒くってどうもいけない。

UNIQLO × Engineered Garments 黒フリース
UNIQLO ブラウンのタートルネックT
Levi's 510 黒
ライトグレーの柄ソックス
LAKOLE 黒キャンバススニーカー