雨季にはじまった薬が効かない手湿疹
こんにちは
アトピーのために自信を無くしていた肌悩みを
キレイになる為に活かす武器に変える
アトピー改善ナビゲーターの阿部です。
前回までの話
いつもとは違う痒みを感じる
病院で処方される薬をしようしても
薬が効かなくなる
そこで大切なポイントは
いつもとは違う状態
痒み以外にどんなことが起きているのか
正しく現状を把握すること
その背景を踏まえて
今回は体に対してどんな対応をしていくかを見ていきましょう。
本日は、「梅雨が近づくと痒くなる」
について伝えさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
薬が効かない理由とは
いつもとは症状の出方が違う
そんなことから
治療院へ受診することとなりました。
「当院へ来院されてから」
来院されたのは
5月半ばで丁度これから
梅雨になろうとしていた時期
かゆみを感じるケースは
いくつもの種類があります
辛くなる時期を考える
アトピーでも、梅雨から夏にかけて辛い人
乾燥する時期につらい人など季節性があります
春先にかゆい場合は花粉、気温差
雨季にかゆい場合は、低気圧、かび、湿気
夏にかゆい場合は、暑さ、汗、のぼせ
秋にかゆい場合は、乾燥、ダニ、花粉
冬にかゆい場合は、乾燥、冷え、静電気、血流
など大きい気候の変化の影響を観察していきます。
この方は梅雨時期になると
徐々にかゆみが増していきました
症状が決まった時期に出る場合や
急に悪化した時は
大きい影響として季節や気候の問題をまず見ていきます
雨季の問題であれば
低気圧、かび、湿気など汗や冷え、むくみなど
の負担が体に影響していないかを確認していきます。
そうすることで、自分自身に起きた症状を
見つけるヒントになります。
増悪因子を突き止めていく
生活習慣やかゆみを感じる状況を把握すると
細かい要素が見えてきます
かゆみを感じたときと
その前後の状況を知ることで
体の外の何が影響したかを知ることができます
雨季に起こりやすい増悪因子
汗をかくとかゆい
室内にいるとかゆい
入浴中にかゆい
寝ている時にかゆい
その時期の大きい問題から
1日の中でどのタイミングで症状を感じたかを
記録を取っていきます
そうすることで
抱えている問題の増悪因子が見えてきます
原因には再現性がある
風呂で痒くなる問題
例えば、お風呂に入ると痒くなるのであれば
・血の巡り
・発汗
・湿気など
様々な要素が見えてきます
入浴すると一言で言っても
衣類を脱いだ時かゆい
シャワーを浴びると痒い
浴槽に入っていると痒い
浴室から出る時
タオルで拭っている時
ドライヤーで乾かした時
風呂から出て体を冷ましている時
など厳密にその時に何をしていたかが異なります。
また、お風呂以外で痒くなる状況はないか
意識していくと、お風呂と共通する要素のある時に
かゆみを感じることもあります
例えば、汗をかくと痒くなるというのもその1つです。
汗で痒い時の問題
汗をかくタイミング全てで痒みが出る
このように観察していき
再現性があれば
汗そのものの成分
汗をかく仕組みの問題
汗をかくことで冷える
汗によって刺激が強くなる
などより細かく要素を分解していきます。
このようにして
原因の再現性を確認していくことで
何が問題になっているかがわかります。
原因は複数あることが多い
いつも痒いと話す方でも
そのいつもは頻度が多いだけで
同じ原因とは限りません
痒いと感じる頻度は多いけど
痒みを感じてかく部位の違い
痒みを感じるタイミングの違い
痒みを感じた時の体の状態の違い
この場合は、共通する要素が
かゆみを引き起こす原因の可能性が
高まります
先ほどの汗や入浴のように
タイミングを絞ることから始めると良いです
そのさきに、体の状態を
確認することで原因をすぼることができます。
血の巡りが良くなることで、かゆみが起きれば
体を動かしているときも、かゆみを感じる可能性もあります
このようにして
何がかゆみを引き起こしているか
推理していきます
原因を見つけるために意識すること
もちろん、このような推理には
生活状況を把握する情報がとても大切です
それを引き出すには
適切な質問が重要です
この方の場合は
パソコン作業の最中
汗をかくと痒いなど
湿気や発汗でかゆみを訴えていました
特に、梅雨時期になると
汗が出やすくなります
そのため、治療をしても
皮膚がボロボロ剥けて
一進一退を栗尾帰していました
梅雨時期が終わるまで
スキンケアをしても
対処療法でしかない
そんな期間が続きました
辛い時ほど、体以外に
心もくじそうになります
原因を追求しようとして
つい監視されているように
気が張ってしまうこともあります
少しずつでも痒みのタイミングに気づくためには
大きいところから見ていくことが良いです
仕事のある日と休日
朝、昼、晩、寝る時、
長期休暇と通常
など大きい流れから
意識を向けて症状の出方の違いを見ていきましょう
そうすることで
影響することや環境がざっくりと見えてきます。
続く・・・・