一久とガチ勝負
サクラナイツのスポンサーである和菓子一久。
噂に聞いていたが、遂に対峙する時が来た。
1.はじめに
年末の買出しのために地元のデパートに立ち寄った。
お目当ては、晩御飯の刺身と年末向けの果物だった。
仕事帰りのお父さんやお母さん達が、忙しなく買い物をしている。
お目当ての商品を買いそろえ、デパートを出ようとしたときに目にしたのが、和菓子一久だった。
Xで、都内のお店に一度顔を出してみたいと思っていました。しかしながら、身体の調子も不安定な中態々そのためだけに顔を出す体力と気力が沸かずに気が付けば数年が経っていた。
嬉しい事に偶然にも、一久と遂に出会った
あ、あの一久か。
2.接客態度
お店の店員さんは、サービス産業における基本を抑えられていたプロ中のプロだった。麻雀プロのゲストではなく、一久に長く仕えてきた社員若しくはパートの方だと直ぐに理解した。
小奇麗な女性で口調が非常に穏やかで、京都出身だと思われます。
私を含めもう1組みお客様がいたのですが、空気感を掴むのに非常に長けていらっしゃる。私は、学生時代にアルバイトを豊富に経験しているし、大学時代は水商売の店長のようなことも経験している。サービス産業における店員の動きを見極める腕は下手なプロよりは優れているだろう。
会話に嫌味が無く目の前のお客様の対応しつつも、お店周辺のお客様に均等に意識を張り巡らせている様子が伝わってきた。これは、雀荘経営・麻雀Bar経営・和菓子経営・サービス産業全般で重要なスタイルです。
穏やかな日本人は、我慢強い方なので順番を待つ事を良しとする礼儀ある人種です。しかしながら、接客対応にサービスの均一性を保たなければ、お客様によっては拗ねてしまう方もいるので、均等の距離感を保ちつつ全員のお客様に対して同じ接客をしなければいけません。
私がお会いした女性の店員さんはパーフェクトな接客対応でした。
3.商品
当日、色々と買いたい商品が目についた。
からいも餅、みたらし団子、あんこ団子、苺大福、その他。
どれも非常に美味しそうで全チャレしてみたかったが、既に柿・林檎・割れチョコ・みかんジュースなどを購入していた自分には、お試しに看板メニューをトライしてみた。
3-1.からいも餅
3個入りで540円位だった。(各店舗で最新の値段をご確認を)
餅は、おはぎのようにもち米の食感を残しており、それでいて餅の持つモチモチ感も上手く表現されていた。
もち米の甘さと食感が繊細に口の中に広がります。そして餅の中には小豆のもつ本来の甘味を活かした味付けとなっており、砂糖控えめのサッパリした味付けとなっていた。
そして、画像にあるようにきな粉がタップリ掛かっている。
非常に美味しかったです。一久にチャレンジする方は、このからいも餅は必ず購入すべきでしょう。
注意点があります。スーパーやコンビ二で売られている100円の大福よりも、1.5~1.8倍位の大きさが有りますので結構ボリューム感があります。仕事・勉強などで疲れた時にお茶の御供としては最高ですが、晩飯後のデザートとしては重厚さを感じます。
私個人としては、あのもち米の感触が何とも言えないので、次回対峙した時にも間違いなく購入するでしょう。
3-2.みたらし団子
3本600円となります。1本200円と考慮するとコンビニやスーパーで売られている3本セット100円の大量生産品に比べるとお高く感じるかも知れません。味と量を考えると妥当なお値段でしょうか。
味は、大量生産品に比べるとからいも餅のように砂糖の甘さをできるだけ控えて、素材の持つ甘さが引き立つようになっています。醤油の風味ともち米の持つ本来の甘味を感じ取るような仕上がりになっています。
緑茶と非常に合う一品となっております。
注意点が有ります。串に刺さっている団子1つが、大量生産品に比べて大きさが1.5~2倍位有ります。食べ応えが有り過ぎて団子1つでもお腹一杯になる感触があります。
3-3.対峙したい商品
今回、自分が果物を色々と準備していたので苺大福を選択しませんでしたが、彩り豊かな苺大福が店頭に並んでおり、正に和菓子の宝石箱でした。
それと、私は粒あんが好きなのでアンコの大福やアンコの団子にもチャレンジできたらと思います。
4.改善した方が良い点
4-1.団子の大きさと価格
お団子は、みたらしやアンコ、草団子、など複数の味を楽しみたいです。
一久の団子は、ガタイの良くスポーツ系高校生が部活動の終わりに最適な大きさであり、小さなお子さんや咀嚼力の弱い高齢者、ちょっと一口軽く食べたい女子には不向きな大きさとなっています。からいも餅は包丁で半分にしたり1/4サイズに切り分ける事もできるので気になりません。
大きさを半分から7割程度にして、価格を2本300円若しくは3本300円程度にして、色々な味をちょっとずつ楽しめる方が有難いですね。
4-2.梱包について
お餅を数個購入すると、1日で食べきれません。恐らく4人家族でも腹一杯になる量でしょう。
すると、明日以降の楽しみにとって置こうと考えますが、製造年月日・賞味期限が掲載されていないので、いつまで美味しく食べられるかが一久素人の私には不親切に感じました。
そのため、次のようなシールを添付した方が良いでしょう。
4-3.からいもモン
2024年ずんだ餅の存在を世に広めた、公認キャラ「ずんだもん」。
一久公認のオリジナルキャラクター「からいもモン」を制作すべきだろう。
5.女流プロ雀士に伝えたい
人生経験が浅くて尻の青いねーちゃん雀士達が、収入欲しさに麻雀Barでオリシャンを販売している様子がSNSに流れると、麻雀業界のレベルの低さに胸が痛くなる。
一久さんの販売員を真剣に1年間やり通して、店の商品を空にする位の記録を連発できるような接客技術を身に着ければ、どこのサービス産業でも通用すると思います。人の下地って、貧しい生活の中で夢を見続けて目の前の事に全力を尽くす事で磨かれる事が多いので、安直に麻雀Barに勤めるよりは一久で一人でも多くのお客様に一つでも多くの商品を手にして頂く仕事をされた方が早く身に着くと思います。
6.サクラナイツの選手に伝えたい
一久の店舗で接客対応して1つ1つ丁寧に販売されていた店員さんの努力を考えると、今のサクラナイツの成績はちと恥ずかしいです。
サクラナイツが宣伝広告費として一久さんが元を取れているのかも知れませんが、店員さんの1つ1つの接客の積み重ねがスポンサー費用となっている事を感じるとサクラナイツの内川・堀・渋川・岡田選手は今季の成績では、店員さんに顔向けできません。
Mリーグ2024レギュラーシーズン後半戦に向けて、一久の看板を背負ったサクラナイツには奮起を期待したい。
7.その他
女性店員さんの「明日も是非いらして下さいね」の一言に
ズキュウウウン
としそうになった、やさぐれたオジサンが団子を片手に家路についた。