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ひきちガーデンサービスさんのオーガニックガーデン~いのちをめぐる庭づくりの講演を聞いて
おそらく20年ほど前からオーガニックガーデンを提唱していて、著作も多いひきちガーデンサービスさんの曳地トシさん、義治さんの講演が
日比谷公園ガーデニングショーで開催。著作を読み込んで・・・までいかないですが、いつかお会いしたいお二人ですが、会場には難しい。有難いことにzoom参加もOKとのことで、傾聴させていただきました。
以下、講演を聞きながらとったメモです。自分のために。
カッコの中は私自身の感想や記憶です。
私も極力オーガニックでいきたいと考えております。
自分のためにもお客様のためにも、そこの植物、全体の環境のためにも。
ただ、現状として完全にオーガニックにできているわけではありません。
上手に説明ができていないことも。
私自身もっと勉強して、周りに納得してもらえるような経験や話ができるようになりたいと思います。
以下、講演会メモです。
・病虫害という表現をしている
害虫はいない、いないと思っている、皆役割がある
・手軽に売られる家庭用農薬はいのちの循環を断ち切るもの
(フランスでは園芸には農薬は禁止され、一部農作物に必要なものだけ許可が出ている程度)
・不快害虫・・・見た目が不快、ということらしい。
人間に言わせる益虫も見た目で不快といわれることがある。残念。
・ダンゴムシが花を食べているということは、その株が弱っていて、
もうその植物は土に還した方がいいよ、ということなのだ。
・オーガニックで虫をいない状態にしようと思ったところからスタートした。やりはじめて生態系の事を考え始めた。
・農薬、人体に対する影響は・・・農薬は重たいので体が小さい生き物たちが特に危険!
・風邪のような症状が続いた人→農薬中毒だった。
(農薬中毒・・・あまり把握してなかったのですが、怖いですね!)
・化学物質が体内に取り込まれる割合
呼吸84%、食べ物8%、皮膚7%
(私もオーガニックでやっていきたい派ですが、ヘアカラーはメッシュ!化粧品も普通に使ってます~💦シャンプー等はオーガニックのものを使ってますが、いろいろと環境を大事にしているとはいいがたい生活です。)
・街路樹の薬剤散布は早朝深夜が多くなっているので、蒸散しているときに
農薬を吸っている可能性がある。
・農薬に弱い、生き物たち・・・蜘蛛や蜂類、小鳥など。
1,高い残留性
30年以上前に禁止になった農薬(ヘプタクロル)が今現在収穫された農作物から検出されたことがある。
2,生態系のかく乱
3,環境への拡散
使用した農薬があめによって土中にしみこみ、周辺全体を汚染。さらに川や湖や海までも汚染する。
1950年、農薬が大量につくられるようになった。
・お客様からのお手紙で、農薬をやめたら木々に力が出てきた気がするし、飛んでくる野鳥も多くなったような気がする。
(これは私も感じています。私がオーガニックのガーデンを意識するようになったのは農薬を使いたくないお客様のお庭造りから。郊外の庭だったのもあって最初はイラガ等の大量発生に困っていたのですが、そのうち落ち着いてくるし、野鳥も多く来るように。今は虫害はそんなに困らなくなってきました)
・レイチェルカーソンの本にあった、農薬を撒かれたミミズとかの虫、鳥とか蜂が食べると、結果的にそれが死ぬ。
・虫が減っているということは鳥も減っている。
ヨーロッパシジュウカラの話。産んだ卵のうち、ちゃんとカラができない、カルシウムが足らない。食料であるカタツムリが減った。土のカルシウムが減ったからカタツムリが減った。
という話がある。
・生態系ピラミッド。
18パーセントが絶滅の恐れ、13%が絶滅危惧種52%が個体が減っている。2019年世界の猛禽類約550種
・なみてんとう、なみあげはなどなみがつくと、その辺にある普通の、みたいなこと。なみにいるということ。
・キイロテントウの幼虫は全体が黄色っぽい。ハナミズキとかに多い。シロホシテントウはとにかく小さくて花に多い。4mmくらいかも。シロホシテントウは草花に多い気がする。キイロテントウは木に多い気がするけど、どこにもかいてない。
飛翔力がちがうのではないか、すみわけがあるのではないか。
コクロヒメテントウというものの幼虫がものすごい形!
白いうねうねがろう物質をだしている。カイガラムシもろう物質をだしていて甘い汁をだしている。アリが攻撃しない。
アカホシテントウの幼虫がすごい悪そうなので要チェック!
・オオニジュウヤホシテントウ、補殺。てでと~る、とアシデフ~ム。
・チャドクガにコマユバチの一種が寄生する(あまり調べられていないらしい)
元気なツバキであれば、チャドクガの幼虫が食べるだえきとツバキの食べられた跡の液が混ざりフェロモンを出し、コマユバチの一種がそれをかぎつけてくるらしい。
・たいがいの虫に寄生バチがいるらしい。
・インセクトホテル、隙間に虫が寄ってくる。越冬したりする。いろんな虫を呼び寄せる。
ごろごろ石をおいてくと爬虫類がやってくる。
蜘蛛の巣スクエアもドイツで売られているらしい。人間が来た時に隠れられる場所。
絵画的に額縁効果がある。
・アブラムシは陸のプランクトン。みんなの餌になるのだ!
・バンカープランツとしての雑草
ヨモギ、麦など。
おおいぬほおずき、コンパニオンプランツとしての雑草(おおにじゅうやほしてんとうが好き。なすよりも好き)
ドクダミは蒸散率が高い。気温の調整をしてくれる。
ヨモギオイル
イヌタデは土壌の浄化、重金属を浄化する。
限界集落になると少なくなるオオバコ。どんなに小さい雑草
・スパイラル花壇
多様な環境を作り水やりを効率的にする
(上からやれば水が下にくる)
・レイズドベッド・・・部屋から見やすくてよい!