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バラをオーガニックで育てたい! 1

冬はバラの手入れには大切な時期です。
バラは手入れが難しいと思われがちですが、四季咲きも多く、実は手入れをしなくても花咲くものも多いです。

バラ園などは春と秋にバラのピークを持っていくために手入れをしているので剪定時期などを厳密にしていたり、花を多く咲かせるために肥料もたっぷりと、そして肥料が多いと全体的に成長が良く、そして密になり病気になる傾向があります。一気に成長した枝葉はやわらかく、虫も多く集まります。そして、薬散が必要になる・・・。

フランスでは樹木やガーデンにおいて、公共の場も個人邸農薬は禁止です。それどころか一部の農作物を除き規制も多いです。
日本は農薬大国で、2018年のFAO(国連食糧農業機関)調べでは世界第2位・・・。

せめて、自分の庭はオーガニックにしませんか?

オーガニックのお庭は数件あるのですが、最初こそ虫や病気に悩まされていたりもしますが、次第に鳥が虫を食べに来たり、弱いものは淘汰されたりしながら10年程経つと庭全体が落ち着いてきたという印象があります。
そこまで労力をかけずに庭は維持されています。


私もまだ勉強中。
現場により、お客様や手入れの頻度、いっしょに入る仕事仲間との兼ね合いで使用しているところもありますが、控えたいのが本音です。
お客様に自信をもってオーガニックでの栽培をお勧めしたい。

オーガニック栽培については、すでに書籍でも多く出ていて、ファンの多い
バラについても出版されています。
それぞれの方のやり方があり、手持ちのものから
少しずつ調べていきたいと思います。
(この記事の内容は未完成です。)

まずは本棚にあった、真島康雄先生の著作から。
真島先生の本業はお医者さん。ご自宅で月2回の手入れで
オーガニックでのバラ栽培を実践され、雑誌BISEを中心にそのオーガニックでのバラ栽培の手法を紹介しており、過去に書籍も出されています。


・バラを栽培する上で、まずよい土、健康な土を作ること(これはどの植物でも共通です)

・オーガニック、有機無農薬栽培は最もシンプルで労力のいらない方法。

・病気にならない品種を選んで植える!

・うどん粉病の予防実験では、真っ白になったミニバラに有機100%の液肥(平田ナーセリーのもの。今は他社さんでもいろいろと出ていて、ホームセンターでも数種類置いてあります)を100倍の希釈で1週間に1回葉にスプレー。又、株元には毎日200倍の液肥を与えてみたそうです。(実験はビニールハウスで7週間)
その結果、うどん粉病にかかっていた葉は落葉したけれど、新しく出てきた若葉にうどん粉病の発生は見られず、液肥のおかげで艶やかな葉が生い茂り、株はとても元気になったそうです。

・黒点病でバラが枯れるということはないので、対策は特にされていないそうです。(黒点病は葉の表から感染するので株元にわらなどを敷く必要はない)

お医者様らしく、有機液肥の実験等を顕微鏡等でされております。
先生が平田ナーセリーさんの液肥をお勧めする理由が、納豆菌に活躍してもらうからだそうです。
お仕事で、納豆菌の培養実験を行ったのがきっかけとのこと。さすがですね。

うどん粉病にならないバラの品種も紹介してくれています。


・・・と、今日はここまで。
自分で実験されているものでなくてお恥ずかしいですが・・・。

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