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今の気持ち

休職し始めてから約1ヶ月半が経過した。
あまり自分のこと、弱い部分を見せるのはしたくないが、ありのままの自分の感情と向き合う為に休職中の今の気持ちを率直に綴ってみようと思う。

まずは、休職するという選択について。
LSIの方からもびっくり(どちらかと言えば心配)されたが、まさか自分が休職をすると思っていなかったので、今の状況に戸惑いを覚えている。
ただ、コロナ禍と共に身の回りの大小の変化が積み重なり、心身のバランスが崩れてしまったのは紛れもない事実である。

休職の理由は傷病療養の為。
心療内科の先生に診断された症状は『適応障害・うつ状態』。
心身の異常を感じ始めた2022年5月中旬からの1ヶ月間で自身の身体が適応障害らしいことはうすうす自覚していたが、うつ状態である事実を知り、すぐに休もうと決めた。大丈夫、なんとかなると思っていた自分の身体は想像以上に傷ついてボロボロだったらしい。
※正確にはうつ病とうつ状態は別物らしいが、ここでの記載は割愛する。詳しくはWEBへ、というやつだ。

上記の病気を発症したと考えられる主な原因は出向に伴う職場環境、業務内容の変化。
ただ、それだけでは片付けきれないさまざまなものを心に抱えていた。

・比較的近しい友人の死(しかも自殺)
・大好きで一生ここで働くと決めた会社の事業譲渡と社名変更
・とにかく欲しかった新人賞を獲得できなかったこと
・その他様々なコミュニティ(主に家族、サッカー、ゼミ)での問題、懸念事項、タスク など

言葉にするとシンプルで病気になるほどのものなのか?と疑いたくなるが、タイミングや内容、それぞれの事象の関係性を踏まえるとそう簡単にはまとめられないものである。

休職すると決めた時、少し前から考えていたことを行動に移そうと考えていた。
1つは友人の死の昇華。
もう1つは大好きだった会社の事業譲渡の件の昇華
新人賞を目指して本気だった時期は頭の片隅に置いてあり優先順位も高くなかったが、新人賞対象期間を終えた後、未解決事件として自らの眼前に大きく立ちはだかった。

できれば仕事をしながら上記のことを実行したかったが、器用なタイプでは全くない為、こういう形にするしかなかったのだと思う。
(不器用だから病気になるのはもはやアホの領域だ思うけど…笑)

それでも、どこかで一度立ち止まって自分の周りに起きた悲しい出来事に本気で向き合いたかったこと、それらを昇華したいと思っていたのは確かである。

そして、まだ途中であるが、昇華をしていく中で大切なことに気づくことができた。

・『人とのつながり』が人生のキーワードであり、自分自分における大切な要素であること
・休職に至った本質的な理由は課題、弱点だらけなのに向き合ってこなかった自分自身の弱さを認めていないことだったこと
 →自分の心の弱さを起きた事実に結びつけ、正当化していた(しようとした)ことが良くない
・失ったものは多くとも、変わらないもの、新たに学んだもの、得た気づきはたくさんあること

まだ休職してから1ヶ月しか経過していないが、何年分もの精神修行を積んだかのような感覚がある。(少し、いやだいぶ盛っているかもしれない。。。)

それでも、休職前の自分とは明らかに変わった部分があり、心が強く、ブレなくなったように感じることは良いことだと思っている。

不器用で、真っ直ぐすぎで、自信を持てない自分が今までずっと嫌いだったが、病気になり自分自身と向き合う中で、良い部分、お茶目な部分、新たな一面を知ることができ、前より少し自分のことを好きになってきた気がする。
もしかしたらこれが自分なんだと、良い意味で今の自分への諦め、赦しの気持ちが出てきたのかもしれない。
どんな状態でも今の自分は今の自分以外の何者でもないし、理想とのギャップはあって当然。これから埋めれば良いのだから、悲観する必要もない。

そんなことに気づけたことは休職し、自分自身と向き合うことから逃げなかったことへのご褒美なのかもしれない。

とはいえ、またまだ道半ば。
これからまた険しい道のり、大きな壁が続きます。
それでも、今の自分ならそんな道のりや壁を「よっ、待ってました!」と言わんばかりにポジティブに受け止め、楽しむことができる気がしています。多分、本当にできるんだと思います。
だって、神様は乗り越えられる人にしか試練を与えないんだから!

自分自身、そして身の回りに起きたことそのものは変えられないけれど、その事実をどう解釈し、受け止めるか。そして、その上で今をどう行き、未来につなげていけるかは自分で選べる。

ここからが本当の勝負。
今まで歩んできた道のりの中で、遠回りや迷子、逆走、一時停止などなど、たくさんあったと思います。だからこそ、これからの道がなんであれ前に進める強さを、前を向いて進む方法を今の自分は持っていると思う。
支えてくれる周りの人、家族、友人に感謝の念を忘れず、また負荷をかけてもくたばらず生きている自分自身にも感謝をし、さらに前を進んでいこう。明るい未来はきっとその先にある。

だって、意志あるところに道があるんだから。


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