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「April 7, 1945」制作記_5 "船体ボリューム"

引き続き船体作業で、船体左右のボリューム作業をしていきます。


まずは、前回カットしていた船体左右のパーツ。

それぞれ1mmと2mmの2種類でカットしてあるパーツ

上記カットパーツを一つにつなげていきます。


パズルみたいになっている部分を間違えないように組み合わせ、ボンドで接着していきます。

またつなぎを極薄の紙を貼り付け強化しておきます。

1本のパーツになった姿


ボンドが乾いたら、軽くレーザーでマーキングした位置に合わせ削っていきます。


斜めに削った状態
細いパーツの方を上下削った状態

上記のパーツの場所は、下記図面赤丸の場所になります。

(図面引用:スーパーイラストレーション 戦艦大和 (MODEL ART))



左右パーツを接着し、削る作業が完了したら、船体にパーツを接着していきます。


動かないようにマスキングテープで固定

ボンドをたっぷりつけて貼り付け、マスキングで固定しておきます。


雰囲気は悪くない


今回の左右パーツは、船体左右のボリュームだけでなく、大和のボディラインに必要な、「上甲板の艦首から艦橋までの微妙な曲線」を出すための治具の役割もあります。

赤丸ないの曲線

上記赤丸内がその「上甲板の艦首から艦橋までの微妙な曲線」を出すための曲線をカットしている場所。

上記パーツからはみ出た部分を、カットしたり削ったりして形を整えようという作戦です。
(多少上面を綺麗に削れなくても、最悪左右の曲線の位置さえきちっとしてれば、それに合わせて曲線も作れるので一石二鳥)

そして、パーツを貼り付けた後の曲線の場所が以下

赤丸のところ

うまくいった感じです。

左右に貼ったパーツが問題なく接着されたら、飛び出た部分を削り出します。

最初にはじの方をカッターで左右の曲線に合わせて削ります。

真ん中の方も同じようにしたいのですが、なかなかうまくはいかないので、ここは簡単にグラインダーで削ってしまいます。


削った後

グラインダーで削るのは簡単ですが、いかんせんパワーが強すぎなので、あっという間に削れ、余計に削れてしまい、ボコボコになってしまいました。(もちろん、それは想定内の出来事ですが。)

そして、問題の曲線は….

「横から見た感じ」は問題なくできました。
これでOKです!
(甲板上はこの後1mm厚の全面カットしたのを1枚上に貼るので、削った後のボコボコは問題ないです。)



そして、残りの喫水線下の左右のボリュームパーツも接着します。

マスキングでしっかり固定して接着

先に作業した場所の下の部分に、パーツを接着します。

右が喫水線下部分


艦首のバウにつづくボリュームや艦首甲板下の張り出た部分のボリュームも追加していきます。

艦首張り出た部分が下、艦底バウが上

艦首の張り出た部分は今後複雑な工作はないので、薄くしたイラストレーションボードで直接曲面を作っていきます。
1枚では流石に弱いので、薄くしたのを何枚か重ね、大体3mm厚ぐらいにしておきます。



そして今回の作業の全体像↓

横から
上から


まだ船体だけですが、だいぶ形にはなってきました。

次回は艦底部分を中心に、削る作業をしていきます…..


まだまだつづく船体作業……….
(まだまだ基礎、芯材作業のため、見栄えのしない作業ばかりですが、お付き合いいただければ幸いです…..)



つづく

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