ネットが仕掛けるネットとリアルの融合
日経電子版の記事【メルカリ、リアルに活路 初の実店舗展開】は、ネットがリアルに進出し、また、リアルがネットに進出しと、ネットとリアルの融合したオムニチャネル戦略が脚光を浴びる中、いよいよメルカリがリアルに活路を求めだした、というリポートです。
さっそく記事からメルカリのリアル戦略をピックアップしてみると――
▶メルカリのリアル戦略
(1)「メルカリステーション」
①「メルカリ教室」・・・出品経験が無かったり浅かったりする潜在顧客
層の開拓へ向け、アプリの使い方を伝える。
② 梱包資材の販売
③ 出品したい商品を撮影できるブース
* 出店する商業施設側の集客にも繋がるWin-Winの関係。
(2)「メルカリポスト」・・・アプリに表示されるQRコードをかざして
発送ラベルを印刷⇨商品に貼って⇨投函する
だけで⇨無人で発送できる利便性。
* 今夏からドコモショップなどに設置⇨3年後には全国5000カ所に。
このようなリアル施策の背景には、フリマアプリ市場のレッドオーシャン化による販売手数料の価格競争などがあり、早急にフリマアプリの利便性、使い易さ、面倒の軽減を行う必要がある事は明らかです。
そもそも、消費者は、ネットとリアルを行き来し、ネットとリアルを使い分けていく中で、ベストなUX(ユーザーエクスペリエンス)を求めて流動していくものです。ネットだけ、リアルだけでは、そのようなユーザーのニーズに応えることは不可能なのです。
▶レッドオーシャン化するフリマアプリ
フリマアプリ
⇩
当初はブルーオーシャン
⇩
スマホで簡単に出品できる手軽さ
「メルカリ」の優位性
⇩
レッドオーシャン化
⇩
価格競争等で揺らぐ優位性
⇩
アプリの利便性を向上して
ユーザーを繋ぎ留める事が急務
⇩
オムニチャネル戦略
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?