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《連続投稿500日まであと10日!》植物肉、周回遅れの日本にポテンシャルが
日経電子版の記事【植物肉、迎え撃つ日ハム・伊藤ハム 日本の味で勝負】では、米ビヨンドミート・米インポッシブルフーズといったスタートアップが大手ファストフードチェーンと組んだり、スイスのネスレ・米ケロッグ・米カーギルといった資本力のある食品メジャーが新市場開拓に乗り出したりと、植物肉というフードテック分野で周回遅れの感がある日本に、実は大きなポテンシャルがあるのではないか、とリポートされています。
そこで、まず、記事などから食肉を巡る情勢を整理してみると――
▶食肉を巡る情勢
① 世界的な需要増で、供給不足・価格高騰のリスクが。
② 世界的な人口の伸び以上に食肉需要が高まっており、食肉が全て植物肉
と置き換わることはない。
③ 一方国内では、食肉加工品の生産数量がここ数年横ばい。
④ また、物流コストが増加。
⑤ 食肉加工品は消費者の低価格志向で小売店では厳しい価格競争が。
⑥ ビーガン(完全菜食主義者)・ベジタリアン(菜食主義者)・
フレキシタリアン(健康のため肉を食べる回数を減らす)など欧米で流行
する食文化が植物肉の普及を後押し。
様々な側面から、日本の食肉メーカーにも植物肉への積極的な取り組みがプッシュされていることが分かりますが、よくよく考えれば、日本には、伝統の食文化、精進料理、豆腐をはじめとした大豆タンパクへの嗜好が存在する訳で、その蓄積の上に、コンニャク・寒天などを活用した日本流の味付け・ジューシーな食感の追求などを重ねれば、一発逆転もあり得るのかも知れません。
大豆タンパク文化を誇る日本の本格的なフードテック参入からは目が離せません。日本のお家芸が世界のニューノーマルになる日は来るのでしょうか。
《連続投稿490日目。
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