《連続投稿534日目》ウィズコロナ・アフターコロナの消費を読み解く
日経電子版の記事【消費、郊外でワンストップ イオン社長に聞く新常態
コロナ危機・産業断面図】は、ウィズコロナ・アフターコロナの消費を読み解くヒントが溢れていると思います。
ウイズコロナ・アフターコロナで消費シーンはどのように変わるのか、この記事では、小売りの現場から見えてくるその姿が、オーソドックスかつ堅実に予測されている、との印象を受けます。
さっそく、記事などからそれらを整理してみると――
▶ウイズコロナ・アフターコロナの消費シーン
(1)消費は郊外に移る。
(2)一カ所でまとめ買いするワンストップが進む。
(3)シネマコンプレックス・遊戯施設などのエンタメ施設は、感染リスク
懸念から苦戦か。
(4)(3)と比べ、小売は、感染リスク対策を取れば、業態にもよるが、
それほど変わらないか。
(5)昼間の都市部の滞在人口が減るということは、例えば、郊外の店舗の
一食分の売上増に繋がる。
(6)テレワーク等の増加は、平日でも夕方の家族連れの買物客の増加に
繋がる。ショッピングモールなどは、家族連れが安心して楽しめる
施策にチャンスが。
(7)来店頻度の減少と1回当たりの購入額の増加という、合理的な買い物
行動が起きる。その際、どのようなキャッシュレス決済が使われるのか
等、考えるべきことは多い。
(8)海外旅行が減り、国内の身近なレジャーが伸びるか。
など
特に(5)・(6)など細かい観察の光った腹落ちする内容で、様々な企業が、それぞれの業態に応じて、これらの新しい消費シーンにどう対峙していけば良いか、ヒントになりそうです。
そして、この記事は、さらに、その際留意すべき点を大きく2つ指摘してくれていると思います――
▶アフターコロナのビジネスモデルを考える際の
2つの留意点
(1)『万全の感染リスク対策』・・・4ステップ空けて乗る
エスカレーター・エレベーターの定員の大幅削減・入店時のマスク
着用、など。
(2)『ネットとリアルの融合』
① オンライン店舗そのもので収益を上げる。
② リアル店舗をデジタル化で強くする(オムニチャネル・デジタル
サイネージなど様々)。
③ IT化による管理部門の効率化。
この記事は、今後のあり方を考えていく、予測していく上でとても参考になりました。
(追記:キャッシュレス決済については、下記の拙稿でも考察しています。)
《当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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